ソフトバンクは14日、敵地・京セラドームで行われたオリックスとの「パーソル クライマックスシリーズ パ」ファイナルステージ第3戦に3-0で勝ち、日本シリーズ進出に望みを繋いだ。初回に2点を先制すると、エースの千賀滉大投手が7回途中無失点と好投。リリーフ陣も無失点リレーでリードを守り抜き、アドバンテージを含め、1勝3敗と崖っぷちで踏みとどまった。
――何と言っても千賀投手。
「最初から飛ばして、足がつりましたけど、中5日だからね。まあ、それぐらい飛ばしてくれたということなんで、良かったと思います」
――160キロという数字でチームの士気も上がったのでは?
「最初に点を取れたというのも大きかった。千賀が投げて、相手があの161(キロ)を見て、先に2点を取れたというのが、相手が戦意喪失をしたというか、そういうのもあるんじゃないかなと思います」
――つったのは?
「両足です。6回を終え時点でつっていて、行けるところまで行きますというところで。だいぶ球威が落ちとったし、投げた後も全然力入っていない感じだったから」
――千賀投手は6戦目まで行ったら登板の可能性は?
「最後まで行ったら、千賀と石川は、中(救援)に入る予定です。中で行けそうなピッチャー、先発でもいけそうなピッチャーは中に入れます」
――野村勇選手も起用に応えた。
「正木にしても野村勇にしても、2人とも左(投手相手)にやっぱりいい感じで内容はいいですよね。ちょっと抜けた球とか、ああいう逆方向にホームランが打てるって、これから楽しみですね。野村勇の場合は今年、一年間はいい経験ができたじゃないですか。ホームランも2桁打って、CSでもホームラン打ったというのはすごい大きいんじゃないかなと思います」
――川瀬選手も出ればヒットを打つ(CSは4打数4安打に)。
「調子いいね。ちょっと考えなくちゃいけないよね。スタメンで出たら打たなくなるんよね。代打で出てるから、いい緊張感で打席に立てているけど、3打席、4打席あると思ったら、内容が悪くなってくるからね。ちょっとまた考えます、明日(15日)はね」
――1つ勝って流れも変わる。
「ウチは“1つ勝って”という、それどころではないから。もう負けたら、そこでシーズン終わりやからね。もうそういう気持ちで、みんないい開き直りでできてるんじゃないかな。ベンチも案外、負けたら終わりという中ではすごい元気あるし、若い選手もみんな声出してくれてるんで、すごいいいんじゃないかなと思います」