ソフトバンクがポストシーズン18連勝でファイナルステージ進出を決めた。9日に本拠地PayPayドームで行われた西武との「パーソル クライマックスシリーズ パ」ファーストステージ第2戦。主砲・柳田悠岐外野手のバースデー満塁弾などでリードを奪うと、5投手のリレーで逃げ切った。
――いい試合で突破を決めました。
「そうですね、柳田がよく打ってくれましたね」
――満塁弾だった。
「自分で自分の誕生日をお祝いしましたね」
――周東がゲッツーにならなかった。
「大きいよね、そのために2番のところは周東が入った場合は出来るだけ終盤まで送りバントをしない、ということができるんでね。そういう意味では幅広い攻撃ができるんじゃないかなと思います」
――四球を絡めて。
「今井くんも飛ばしていたと思うけど、前回の楽天戦を見ていたら、変化球、スライダーでストライク取ってきていた。その辺でうまく調整しているんじゃないかと思うんですけど、そのスライダーを見逃していたらナンボでも投げられるんで、打線はそのスライダーを狙って行ってくれたんでね。逆にそのボールが暴れ出してきたんじゃないか、と思いますけどね」
――4回は甲斐選手が打って追加点。
「あそこも今宮にバントさせようかと思ったけど、8番、9番だったしね。そこは得点圏にいけば、何かあると思って、柳町もエンドランを決めてくれたし、甲斐もあそこで、なかなかシーズンで見られなかったヒットが、今日は2本出たもんね。CS男かも分からないね」
――打線全体もいい形で。
「いい形で大阪に行けるんじゃないですか」
――東浜投手は。
「だいぶ飛ばしてましたよ。だいぶ疲れていましたよ。5回途中でピッチャーを準備していて、あと1人(走者が)出たら行くよ、というところまできていたんで。そこはしっかり我慢して5回投げてくれたので、あとの投手の交代はやりやすかったですね」
――大関投手はああいう使い方に。
「大関の場合は左バッター、右バッター関係なく使えるんで。本人と話し合っても、6、70球はなんとか自分の球で投げられますと言うけど、病み上がりというところもあるんで、CSとか日本シリーズ行ってもこういう使い方になるかなと思いますけどね」
――6点差で藤井投手を使った。
「前回やられたまま終わっているんで、1回投げさせたいというのがあったし、モイネロは昨日投げているし、そういったところで藤井は投げさせました。泉も投げさせたかったけど、もう少し接戦のところで投げて気持ちを高ぶらせたいというのもあるんで。藤井は球自体は問題ないんで、この前打たれたのも山川くんを褒めるべきだと思うしね。次の日も4連投させてくださいと言うくらい、気持ちを持った人間だから、とりあえず1試合投げてオリックスに行こうということで、準備運動ですね」
――オリックスにやり返すチャンス。
「なんとかね、山本くんがアタマでくると思うけど、そこは全員で泥臭い1点を取って、なんとかモノにしたいですね」