ソフトバンクは29日、楽天生命パークで楽天と戦う。優勝へのマジックを3としている藤本博史監督は総力戦で臨むプランを示す。今季限りでの退団を表明した松田宣浩内野手をリーグ優勝のビールかけに呼ぶ考えも明かした。
――昨日は松田さんの発表がありました。
「もう2軍に行くときに本人の意思も聞いてたんでね。それは本人が決めたことですから。功労者だし、ホークスにとって顔と言ってもおかしくない、いる選手の中では顔やからね。そういう意味では、本人が40歳までやりたいっていう気持ちもわかるし、当然2000本安打のこともあるやろし、その辺は本人がやりたいということなんで頑張れっていうことで話をしました。昨日も電話もらって、10月1日にサヨナラゲームやって、できたらそこでウチが(優勝を)もぎ取って、ビールかけに来てくれよ、と話はしました。ありがとうございますって言っていました」
――ベンチの雰囲気もいい。
「まあ継承とまではいかないけどね、やっぱマッチがあれだけベンチで声出してくれたのでね、若い谷川原とか野村勇なんかもみんな一生懸命声出してくれているんでね。少しずつですけど、継承されているんじゃないかなと思います」
――柳田選手、中村晃選手、今宮選手には伝えたと。
「元々中村晃と今宮はおとなしいタイプだからね。マッチみたいにもうベンチで馬鹿になってやるっていうところまではね、タイプ的には違うと思うんですけど、一生懸命声出してくれていますよ。試合の中での気迫はもう2人ともしっかりもう気持ちが入ってるんですね。空回りだけしないようにやってもらえれば。あとはベンチはもう若い選手でバーっとね、試合出てない選手で、盛り上げてもらったらいいんじゃないかなと思います」
――グラシアル選手の状態は。
「状態って、10日で状態が完璧に良くなるっていうわけじゃないしね。リフレッシュするために10日間2軍に行かせただけであって。本人も吹っ切れたんだったら、もう残り4試合しかないんだから、とりあえずペナントレースはね、4試合は何も考えずにね、もう打席に入ったら、もう来た球打つだけ。なんやかんや考えてもそんな打てるわけないんだから、10日間の中でリフレッシュはできたんじゃないかなというのは思います」
――今日は森投手が先発。
「初回から飛ばしてくれとだけ言ってるんで、もう何イニングとかで切らないです。5、6回行くことはないと思いますけど、もう一回り、一生懸命、とりあえず0点で抑えてくれと。その後も考えてるんで、今日はみんなで中継ぎ全員で行く予定です」
――相手は瀧中投手が先発。
「カット、ツーシーム、カーブ、チェンジアップっていう形でややこしいピッチャーですけど、何とかしっかりと絞っていくだけですね」
――今年は打ってないわけじゃない。
「デスパイネとか柳田とか三森、中村晃は打ってるのかな。半分は打ってて、半分は全く打てない。今宮と牧原大が全く打ってない感じですね。でもそんなこと言ってられないですから、もう本当来た球を打つだけなんでね、そこは集中してなんとか後ろに繋ぐ、打ってない人は繋ぐという気持ちで入ってくれたらいいし、打てる人はね自信持って打席に立ってくれたら、いいんじゃないかなと思います」