鷹、2連勝でマジック5! 千賀が11勝目、甲斐の今季初HR含む3発で快勝

ソフトバンク・藤本博史監督【写真: 藤浦一都】
ソフトバンク・藤本博史監督【写真: 藤浦一都】

精巣がんの手術から復帰した大関も復帰登板で無失点

■ソフトバンク 10ー0 ロッテ(25日・PayPayドーム)

 ソフトバンクは25日、本拠地PayPayドームで行われたロッテ戦に快勝し、優勝へのマジックを「5」に減らした。3回に三森、牧原大の適時打で先制すると、4回には甲斐が今季初本塁打となる3ラン。5回には中村晃が2試合連続の7号3ランを放ってリードを広げた。千賀は6回無失点の好投で11勝目。投打がガッチリと噛み合い、2年ぶりのリーグ優勝へ一歩前進した。

 ゲームが動いたのは3回だ。先頭の周東が三塁への絶妙なセーフティバントを決めて出塁。続く甲斐が犠打で走者を進めると、三森が右翼線へ適時二塁打を放って欲しかった先制点を奪った。さらに続く牧原大が技ありの適時打で続いて2点目を加えた。

 4回には2死一、二塁のチャンスで甲斐が左翼ホームランテラス席への3ラン。ベンチの盛り上がりも最高潮に達すると、4回には中村晃が2日連続で勝利を決定づける3ラン。7回には今宮にも7号2ランが飛び出してトドメをさした。

 先発のエース千賀は初回を3者凡退に抑えると、6回まで1点も与えない好投。2回以降は毎回のように走者を背負ったものの、要所を締めて6回5安打4四球無失点。7回は田中正、8、9回は精巣がんの手術から復帰した大関と、復帰後初登板となった2人がきっちり無失点で繋いで快勝した。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)