ロッテとの4連戦に「今まで通りの形でやればいい」 藤本監督の試合前の一問一答全文

ソフトバンク・藤本博史監督【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・藤本博史監督【写真:藤浦一都】

24日に引退セレモニーに臨む明石は「代打で使います」

■ソフトバンク ー ロッテ(23日・PayPayドーム)

 ソフトバンクは23日、本拠地PayPayドームでロッテと対戦する。この日の練習前、明石健志内野手が引退会見を行った。2011年の打撃コーチ就任から指導者と選手として接してきた藤本博史監督も明石への思いを語っていた。

――明石選手が引退。
「監督室に来てくれて、話しましたよ」

――ずっと一緒にやってきた。
「僕がバッティングコーチの時も、ずっとオールラウンドプレーヤーという形で1番、必要な選手だったんじゃないかなと思いますね。僕がバッティングコーチの時はどっちかと言ったら、もう代打の切り札で準備とかやってもらっていたんで、寂しいですよね」

――腰の怪我に悩まされてきた。
「持病やからね。もう持ってるもんだから。2019年かな。腰の事情と戦いながらやってきたっていうのも立派だと思いますよ。なかなか19年はできませんからね」

――明石選手の打者としての良さとは。
「難しい質問するね。チャンスに強いところじゃないですか、代打で使うということは。身体能力とかもチームの中ではトップクラスだったから」

――明日はセレモニーもありますが、登録は。
「特例で登録できるから全然問題ないですよ。チャンスがあれば、じゃなくて引退試合なので代打で使いますよ、どこかでね」

――昨日ロッテはオリックスに大勝した。
「昨日は昨日で、ウチはウチだからね。ロッテがよく勝ってくれて、良かったですよ」

――見られていた。
「見ていましたよ」

――ロッテは山口選手の状態が良さそう?
「どうかな。ホームランを打ったから良い状態とか、そういう問題じゃないかな、と。各チームの攻め方もあるし、いろいろ違うんで。その辺は状態とか、そこまで意識するのか。そうやって意識したら、もっともっと意識するバッターが多いからね。じゃあ荻野貴は調子悪いって言うんですか? こっちはこっちで警戒選手はしっかりと警戒して、ヒットはOK、長打は駄目っていう形で考えた方がいいんじゃないかなと思います」

――試合がない日に相手が試合あると気になるもの。
「こっちが何も用事がないんだったら試合見ていますよ」

――ロッテの印象は?
「昨日打ったからってさ、そこまで注意深くやらなくてもいいんじゃないかなと思います。今まで通りのロッテとやるっていう形で。ウチはロッテに負け越しているわけじゃないし。例えば対戦が嫌だという相手でもないし、ただ今まで通りにやるだけです」

――今日から5連戦。ピッチャーの使い方も大事になる。
「惜しみなく、ただ3連投はなかなかさせられないところもあるし。松本なんかこの間3連投して一番疲れが出てるところもあるんで、その辺はちょっと考えながら。今までだったら0点から4点までいくよっていうところを、0点から3点にするとか。モイネロもそうだし、結構みんな使えるということなんで、その辺は一応今回5連戦ですよね、移動ゲームを入れてもね。5試合何とか頑張らなきゃいけないんで、一応中継ぎも全員、全力で行ってもらいたいと思っています」

「田中正義を使ってないところがあるんだよね。そこは使いたいけど使う場面がないんですよね。だから、どうしようかなというところは考えています。使ってみないと分からないところもあるから。球の力は150キロ以上の球を投げるし、力はあるんですけど、間隔が空き過ぎているんでね。厳しいところで行かせるってのはなかなか。ちょっと楽なところで1イニング投げて、次考えるというところもやらないと。元々、故障が多いところだからね、あんまり切羽詰まったところで行って、力入ってまた故障されても困るんでね。そういうのは考えながら使っていきたい」

――デスパイネは?
「もう大丈夫です」

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)