「辛島攻略のキーポイント」正木智也をスタメン起用 藤本監督の試合前の一問一答全文

ソフトバンク・藤本博史監督【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・藤本博史監督【写真:藤浦一都】

柳町は10日から1軍昇格「シミュレーションやると、入るところがなかった」

■ソフトバンク ー 楽天(7日・PayPayドーム)

 ソフトバンクは7日、本拠地PayPayドームで楽天戦に臨む。前日の試合に勝利し、首位の座をキープ。2連勝を狙う一戦に向けて、藤本博史監督は辛島航投手と今季4打数2安打1本塁打と好相性の正木智也外野手のスタメン起用を明言し「すごく期待している」と語りました。

 試合前の藤本監督の一問一答全文は以下の通り。

――1試合1試合痺れる戦いが続く。
「しびれますね。胃が痛くなりますね」

――他球団の結果は気にしていない。
「もうあんまり考えてない。終わってから、勝った負けたは見るけど、それ以外は気にしていないです。どこが勝ったら、ウチは負けられへんとか考えていたら、余計に胃が痛くなるだけだから。とりあえず、3連戦勝ち越すっていうことをやっていったらいいんじゃないかなと」

――柳町選手は。
「10日からこっちに上げますよ。11連戦から」

――状態は?
「状態は悪くないと思います。ちょっとシミュレーションやると、入るところがないんでね。ジュリが状態悪いと言いながら、それでもやっぱり2割8分くらい打っているわけだからね。そこは相手も嫌だろうし、一発もあるし。柳町が来たら、もう残りは、状態のいいもの、相性とか、現時点の状態が良いものという形で考えていく。今日も辛島は正木が合ってるんでね、正木は辛島攻略のキーポイントかなと」

――辛島投手は前回立ち上がり良かった。
「良かったけど、正木は全部合ってるんよね。相手の球種にね。すごく期待してるんやけどね、今日ね。あんまり期待したら、裏切られるからやめとこ」

――タイプ的にどの辺が合うんでしょう。
「知らんよ。この間打ったから、合うだけやんか。何を難しいこと言ってるのよ。正木のバットの軌道に辛島の球種が合うということ」

――1、2、3番もその辺を考えながら。
「ここまでも100何試合終わってね、当然、右左の、左ピッチャーを打ってる率の高い方を選んだのと、その中から相性で選んだのと、ということ。だから代わっているのは正木だけかな。晃がちょっと外れてるのかな。晃は左から1割2分しか打ってないからね、今年。なんでかなと思うよね」

――甲斐選手の脇腹は?
「もうなんもないよ。痛めてるときの方がバッティング良かった。今ちょっとこうなってきたから。痛めてるときはずっと立っていた。痛みが治ったら曲がってきた」

――リード面もずっと安定していい。
「いいでしょう。今インコースも良く攻めてさ。ここ最近ずっとインコース投げられているんで、いいリードできているなって。甲斐らしいリードじゃなくて、また幅広くリードできだしたんじゃないかなと思う。ピッチャーとしっかり話できてるしね」

――周東選手が帰ってきて。
「まだ万全じゃないですよ。やっぱり周東、牧原大、陽性になった人は全員万全じゃないですよ。でも、今使わないと、残り20何試合の中で、最後の方が一番大事になってくると思うから。特に次の11連戦というのは移動ゲーム、移動ゲームばっかりやからね。そこはもう体調を整えながら、特に晃なんかはまだ7回ぐらいにちょっと息苦しいとか言うぐらいだからね。その辺はうまく使っていった方がいいんじゃないかなと思います」

――ここに来てリリーフも先発もいい。
「ずっと続いてくれたらいいけどね。本当、ピッチャーがいいところが最後に残るんじゃないかなと思いますよ。オリックスもピッチャーいいですしね、西武も今年はピッチャーいいし。ロッテの8回、9回は強烈ですしね。ロッテは今ちょっと元気ないんで、今日もなんとか勝って楽天も元気ないようにしたいなと思います」

――勝ちパターンの陣容もだいぶ変わった。
「開幕当初は又吉が入っていただけじゃない? 怪我とか陽性とかになって、コロコロ代わってくるのが、やっぱり後半になってくると状態がいいものが後ろに行くのは当然のことなんで」

――柳田選手の状態は。
「上がってないね。まだ当てにいくね。もうちょっとステイバックっていうか、軸足に乗って距離をとって打ってもらいたいですね。本人もいろいろね、考えながらやってるんで」

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)