ソフトバンクの2軍は1日、タマスタ筑後で行われたウエスタン・リーグの阪神戦に6-9で敗れた。先発の重田倫明投手は初回に阪神・糸井嘉男外野手の先頭打者本塁打などで2点を先制された。その裏、リチャード内野手の適時打で1点返したが、2回に追加点を奪われた。4回に緒方理貢内野手の2点適時打で逆転に成功したものの、5回、6回、7回と毎回失点を重ねてひっくり返され、ウエスタン・リーグの首位攻防3連戦は3連敗となった。
――藤本監督はスイングできてるのでいい、と。
「スイングはどうかね。本人に聞いて。俺に言われても横から見てるだけだから分からないよ」
――体調面や体力面、バットを振ってる感じは悪くない?
「悪くはないけど、10日休んどって3日目なんで、できることは限られてる。それでも上にとって必要かどうか。本人がそこで首位攻防戦に向けてどうするかっていうのは、それは俺が決める問題じゃないので」
――他の中村晃選手や川瀬選手は神戸遠征から?
「はい、行きますよ」
――渡邉陸選手は守備面で課題が。
「そうだね、初戦もそうだし、今日のパスボールもワイルドピッチも。陸に限らず、この3連戦は今年のワースト3連戦だったと思うんで。ピッチャーは逃げ逃げ逃げ、フォアボール、フォアボール、エラー。あれだけ点取られたら勝てるわけないんで。でも、そんなチームしか作れんのは僕に責任がある。今日みんなの前で話しましたけど、ただ、個人の技量を上げて、自分がこの世界で生き残っていくかどうかは自分なんで、そこだけは自分でしてくれと。恥ずかしい試合でしたね」
――キャッチャー陣は育成として起用のローテーションがある?
「キャッチャーの入れ替えは2、3(軍)があるかもしれないですね」
――特にピッチャーとの相性とかで決めてるというわけではなく?
「そういうわけじゃなくて、優先順位は当然あるでしょうから。基本的にキャッチャーは高谷が決めてます」
――渡邉選手のバッティングは1軍で通用する?
「キャッチャーは経験なんで、経験するしかないんですけど、カーターの引き出しと今日のリード、リードというかゲームの支配力、全くでしたね」
――笹川選手に最後ホームランが出た。
「はい。いいホームランでしたね。センターから逆方向にっていうのが彼の中の課題で、それが形として少しずつ表れてきてるんで。でも、その前にバント決めたのも良かったと思います」
――3軍で実戦を踏んで成長だったり、変化はありましたか?
「ボールの狙い方を毎日書かせてるんですけど、その内容がだいぶ変わってきたんで。自分がどうやってこのピッチャーを打とうかっていう考え方が変わってきたと思います。それが結果につながってるかどうかわからないですけど、今までみたいな感じじゃなくて、ちゃんと整理できて打席に入れてるんじゃないかなっていう書き方をしてきています」
――それは球種であったり、コースであったり?
「そう。自分がそのピッチャーをどうやって攻略するかっていうことを、もう3、4か月やってますよ」
――あとは緒方選手が3安打。
「変化球、変化球で真っすぐ打ったんでね。最近、真っすぐが前飛んでなかったんで、あの真っすぐは評価できる」
――仲田選手がセカンドに回って、緒方選手が外野を守ることも最近多かった。
「仲田が出れないんで。しばらく。今日ベンチ入ってなかったんで。なんか体調悪いみたい。いないときは緒方をセカンドで使います」
――彼の出場機会という意味で、外野もという感じなんでしょうか?
「もちろんもちろん。仲田が戻ってきたらメインは外野に戻しますけど。とりあえず今、二遊間3人(伊藤、勝連、緒方)しか守れるのがいないんで。最初から3人出すよりは、というので今日はセカンドで使いました」