ソフトバンクは29日、京セラドームでの「鷹の祭典2022in大阪」ロッテ戦に2-3で逆転負けした。プロ初先発となった奥村政稔投手が5回1失点と好投し、プロ初勝利の権利を手にしたが、甲斐野央投手が同点に追いつかれ、津森宥紀投手が勝ち越しを許した。打線も初回に2点を奪って以降は得点を奪えず。5回無死一、三塁の絶好機も逃した。試合後の藤本博史監督の一問一答全文は以下の通り。
――5回を投げて74球でした。
「5回以降はもうみんなで行こうと言うとったからね。それまでも3回、4回で悪かったらすぐ代えるって。5回まで投げてくれたっていうのは(良かった)。なんとか勝ちをつけてあげたかったけど、5回の攻撃で流れが変わったね」
――5回のチャンスは。
「セーフティスクイズを出したんだけど、ファウルになって、2回連続はなかなか出せないしね。ファーストが出てくる可能性もあるし、1回目で決めてほしいよね、ストライクだったらね」
――ワンバウンドゴーで(ガルビスが)三塁タッチアウト。
「(ワンバウンドゴーは)大事にしているけど、自分の足とも相談してもらいたいよね。完璧にアウトやからね。そんなにスタートが速いわけじゃないし。サードへのワンバウンドゴーって120%セーフじゃないと。1番距離も近いし、キャッチャーも見えているわけだから。行くっていう気持ちは大事なことやけどね。セーフだったら、また大チャンスになってるわけで、あそこで流れが変わったかなって感じですね」
――リリーフ陣は疲れ?
「フォアボールからの失点やからね。フォアボール無くしていかないとアカンよね。ウチはフォアボール1番多いわけだから」
――7連戦は4勝3敗で終わりました。
「このメンバーで良くやってると思うよ。五分で十分だと思っていたからね。でも、今日はなんとか勝ちたかったんだけど、ちょっともうある程度、研究されているかなって」
――やはり研究されている?
「この3試合は打ててないからね。正木は別にして、右と左じゃスイングの軌道も違うし」
――鷹の祭典でファンも多かった。
「鷹の祭典は本当に勝ってないからね。1勝8敗? ひどいね。来年は鷹の祭典頑張りましょう」
――福岡に帰って腰を据えて。
「切り替えていくしかない。このメンバーしかいないんでね。陽性者で練習再開できるメンバーが何人かいるけど、すぐに呼んで試合に出すことは難しいと思う。2軍で出てもらって状態良くなったらこっちに呼ぶということで、今いるメンバーでやるしかないよね。頑張ります」