鷹ドラ4野村勇、井口超え福岡移転後の球団新人最多本塁打 9号2ラン「無我夢中で」

ソフトバンク・野村勇【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・野村勇【写真:藤浦一都】

日本ハム戦の3回に右翼テラス席へ9号2ラン

■ソフトバンク ー 日本ハム(21日・PayPayドーム)

 ソフトバンクの野村勇内野手が球団の新人最多記録となる9号本塁打を放った。21日の日本ハム戦。3回の第2打席で右翼ホームランテラス席への9号2ランを放ち、井口資仁(現ロッテ監督)の8本を抜き、福岡移転後の球団新人最多本塁打記録を更新した。

 持ち味のパワーを発揮した。3回だ。1死から今宮が左前安打で出塁すると、打席に入った野村勇は加藤の初球を捉えた。得意の外角高めを捉えた。「とにかく自分らしい思い切ったスイングをしようと打席に入りました。正直打った球はわかりません。無我夢中でスイングをした結果がホームランとなりました」と振り返る打球は右翼テラス席へと飛び込んだ。

 これで今季9本目の本塁打。昨年のドラフト4位で入団した社会人出身ルーキーは、井口が1997年に放った8本塁打を超えて福岡に本拠地を置いて以降の球団の新人最多本塁打記録に。また、1リーグ時代の1939年に鶴岡一人がマークした10本塁打の球団史上の新人最多本塁打まであと1本に迫った。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)