残り39試合は「1試合も落とせない気持ちで」 藤本監督の試合前の一問一答全文

ソフトバンク・藤本博史監督【写真:荒川祐史】
ソフトバンク・藤本博史監督【写真:荒川祐史】

田中正義は隔日登板プラン「このまま置いといてもらえませんかって」

 ソフトバンクは18日、ベルーナドームで西武と対戦する。前日の第2戦に勝ち、このカードは1勝1敗のタイに。勝ち越しを狙う第3戦を前に、藤本博史監督は報道陣に対応した。一問一答全文は以下の通り。

――大関投手に関しては一安心。
「そうですね。前半で6勝して、ローテーションの一角に入って、期待はしてたんすけどね。こういう形になって、でも、早く見つかってよかったし、リハビリの方にもそろそろ行くっていう話聞いているし。今年は、なかなかしんどいかもわかんないけど、また来年、頭から入ってきてくれたらいいんじゃないかなと。その分、今いるメンバーで何とか頑張ろうと思ってます」

――当然、無理はさせずにじっくり。
「そうですね。今年は無理して投げてくれていたんでね、いい休養だと思ってじっくり治してくれたらいいんじゃないかなと思います」

――西武先発の松本投手は。
「一応真っすぐは150キロ前後ぐらいで、吹き上がり系やからですね。やっぱりバッターとしてはいつもよりは少しボールを叩くっていうイメージで入った方が捉えられるんじゃないかなとは思います。いつもと同じように入ったらボールの下を振ってしまってという形になってしまうんじゃないかなと思います」

――昨日同様に機動力も使いつつ。
「走れる人はどんどん走ってもらいますよ。それが結果アウトになったとしてもね。展開にもよりますけどね。行けるとこはどんどん行ってもらっていいと思います。エンドランとかもできたらやりたいですね」

――川瀬選手が不在。
「よう見てますね。ちょっと発熱です」

――東浜投手は行けるところまで。
「やっぱり(東浜)巨は今年頑張ってくれてるし、特に西武戦にいいしね。いけるところまでいってもらって、中継ぎはできるだけ休めたいけど、そうは言ってられないんでね。昨日同様、今日の一戦を全員で勝ちに行くっていう形でやりたいと思います」

――田中正義投手の起用法は変わったりも?
「当分の間は隔日ですね。連投はないです。もともとは、見切り発車じゃないけど2軍で何試合か投げて、まだ連投してないところで、代替選手で上がってきてるわけで。5日間っていう形で2試合か3試合って考えていたんですけど。思いのほか球がいいんでね。やっぱり空振りも取れてるし、いいフォーク投げてるんでね。ピッチングコーチが『このまま置いといてもらえませんか』って。連投はできませんけど、2軍で連投を試すんだったら、1軍で隔日で投げながら、どっかで連投というのを考えたらどうですかっていう話も出たんで、それやったらそれでいいよということで、置いとく可能性があります。まだ決定じゃないですけどね」

――連投はないにせよ大事なところで使う?
「いきなり7回、8回いくかというと、そういうわけにはいかない。そういうところにいくと、違うプレッシャーがあるでしょうし、できたら昨日ぐらいの感じのところで投げてもらうのが一番かなと思います。例えば、先発ピッチャーのランナー出した途中から行くってのはまずないです。そこはね、セットポジションのところもあるんでね」

――今日の試合を含めて残り39試合。心境の変化はありますか。
「いや、もういつも言うように1試合も落とせないという気持ちでやってます。ただね、1試合も落とせないって、全員使って中継ぎが疲労がたまって、もうどうしようもないってなっても困りますから。できるだけ3連投はさせない方向で考えてますけど、3連投もやむを得ないっていうところになってるのかなっていう感じはします。ただ西武戦、今日までの試合はね、全員使ってでも勝とうというところでコーチ陣と話し合って、明日は明日でまた考えればいい、その日の試合をしっかり取りに行こうということを今考えてやってます」

――嘉弥真投手が安定している。
「どっちかと言ったら、もうワンポイントで、作るところで作って投げてるっていうところなんで。ブルペンで何回も作って、さあ行くぞじゃなくてね、ある程度シミュレーションして、西武だったら、2番、3番の左のところか、あるいは7番、8番の栗山、オグレディのところか、どっちかに行く。2人行くのか、1人行くのかわかりませんけど、そこはもうワンポイントじゃないね、ピンポイントだね。ピンポイントで作って投げてもらってるんで、本人も疲れはないっていうことなんで。ないって言っても、当然疲れてると思いますけどね。その辺は気持ちよくマウンドに上がれてるってことなんで、そこがいいのかなと思います」

(鷹フル編集部)