ソフトバンクは16日、敵地ベルーナドームで西武と首位攻防戦を戦う。左手親指の骨折で離脱していた三森大貴内野手がこの日1軍に復帰。藤本博史監督は異例の早期復帰となった理由や、この日リハビリ組に合流した千賀滉大投手の復帰プランなどを語った。
――三森が復帰。かなり早い復帰になりました。
「大学選抜の試合も見ていて、小久保監督からも推薦がきたんで、全く問題ないってことだったんで、それだったらそのままいきましょうか、ってことですね」
――彼が戻ることで機動力含めて戦力に。
「当然ね、前半戦ずっと1番を打っていた選手ですからね、状態っていうところは未定ですけど、大学選抜の試合でもしっかりできてるってことなんで戦力になってくれるんじゃないかなと思います」
――今日から首位攻防戦。
「全試合重要ですよね、特に西武戦ですし、今日の試合というのを意識してやってもらいたいなと思います」
――柳田選手の肩、甲斐選手の脇腹は。
「両方大丈夫です」
――田中正義投手はこのまま1軍へ。
「25日くらいまでは連投なしで、こっちで行こうかなという話はしています。本人は連投できるって言ってるんですけどね。2軍でもやってきてないんで。こっちは、プレッシャーで力も入るだろうし、そこで怪我されたら困るんで。なんとか25日までできるような形で(連投が)できたらなと。そこでできるんだったら、そのまま帯同することもあるかな、と」
――千賀投手がリハビリ組に合流。今後の見通しは。
「見通しはちょっと早くなる。2軍戦で投げないで、ぶっつけ本番で1軍で投げる可能性もあります。本人からの要望でね、中継ぎでもいいから投げさせてくれっていうんで、中継ぎなら球数制限で投げさせた方がっていう話ですよね」
――三森選手が早まった。
「もともと痛みに強い選手。痛みは本人にしか分からないところもあると思うんですけど、こっちは1軍復帰までは3か月ぐらいかかるんじゃないかっていう話をトレーナーから聞いていたんですけど、本当に早く治りましたよね」
――リチャード選手は降格に。
「残り40試合なんでね。結果出なかったら、守備の方でも精彩欠くっていうのも見えたし、打てなくて下向いて帰ってくる、ベンチで下向いている。この先、何年か後に主力にならないといけない選手。そういう姿を1軍でやるのは間違ってますよ、と本人に話をして、本人は涙を流していましたけど、2軍でやってきてくれるんじゃないかと思います。そこまで残りの試合っていうのはないし、三森が上がってきて、グラシアルも上がってくると思いますし、若手を試すゲームは少なくなってくると思います」