和田毅の“中6日登板”継続へ　先発不足の緊急事態で41歳ベテランが“フル回転”へ

14日の登板後に登録抹消となる予定だったものの…

　ソフトバンクの和田毅投手がチームの危機で“フル回転”することになった。14日のオリックス戦で先発登板する41歳の左腕。当初の予定では、この登板後に間隔を開ける予定だったが、先発陣に離脱者が相次いでいる状況を受け、この先も中6日での登板が続くことになった。この日の試合前に藤本博史監督が明らかにした。

　ソフトバンクの先発陣では千賀滉大投手が新型コロナウイルスの陽性判定、大関友久投手が精巣がんの疑いで左睾丸（こうがん）の高位精巣摘除術を受けて戦線を離れた。2軍で先発として調整していた笠谷俊介投手、大竹耕太郎投手も新型コロナの陽性に。先発候補が次々に不在となる緊急事態に陥っている。

　前日の練習後、グラウンド上でしばし和田と話し合いの場を持っていた藤本監督。14日の試合前に「大関がいたら、今日投げたら1回飛ばしてやろうかと思っていたけど、ちょっと頭数いなくなったんで、今月は1週間に1回、とりあえず頑張ってくれ、と。話をしたらね、ニコッと笑って『分かりました』って言ってくれた」と明らかにした。

（福谷佑介 / Yusuke Fukutani）