先発の杉山にも苦言「フォアボール6個も出したらね、守りが長すぎる」
■オリックス 6ー3 ソフトバンク(12日・PayPayドーム)
ソフトバンクは12日、本拠地PayPayドームでのオリックス戦に3-6で敗れて、連勝は3でストップした。先発の杉山が初回、5回と吉田正に2本の本塁打を浴びるなど3安打6四球で3失点。2番手の泉も紅林に勝ち越し2ランを浴びて試合をひっくり返された。
先発の杉山は初回、1死から中川圭に四球を与えると、続く吉田正にはど真ん中に入った真っ直ぐを右翼スタンドに運ばれて先制を許した。2回以降も制球が定まらずに四球で走者を背負った。なんとか失点は免れていたものの、1点リードの5回に再び吉田正に同点ソロを許した。
杉山は5回途中3安打6四球3失点で降板。後を受けた泉が紅林に勝ち越し2ランを浴びてリードを奪われると、打線がオリックス投手陣の前に反撃できずに敗れた。
試合後、藤本博史監督は「あれだけボールばっかり、フォアボール6個も出したらね、守りが長すぎるよね。強い真っ直ぐを投げられるんだから、いかにあの真っ直ぐを使うかってところ。緩急使ってと言うところで真っ直ぐ、真っ直ぐ、相手は真っ直ぐしか待ってないんだから。真っ直ぐ1本で来てるんだから変化球のコントロールをつけないと。向こうの思惑通り」と、コントロールに苦言を呈した。
さらに、初回は全17球が真っ直ぐだったバッテリーの配球に対しても言及。「バッテリーミーティングで、真っ直ぐで行こうという話をしたのか、そこはもう1回話をしてみます。あれだけ真っ直ぐ投げたら160キロ投げても打たれますよ。反省ですね。吉田正に対して真っ直ぐばっかりって言うのはね。考えられない配球だったんで。どういうミーティングをしているのか確認します」と顔をしかめていた。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)