リリーフ陣に「使える投手がいない」 頭悩ます藤本監督の試合前の一問一答全文

ソフトバンクの藤本博史監督【写真:藤浦一都)
ソフトバンクの藤本博史監督【写真:藤浦一都)

4日は9投手、5日は8投手を注ぎ込み、中継ぎのほとんどが連投中

■ソフトバンク ー 楽天(6日・PayPayドーム)

 ソフトバンクは6日、本拠地PayPayドームで楽天と対戦する。前日は札幌からの移動ゲームで8投手を注ぎ込み、懸命に勝利を掴んだ。4日の日本ハム戦でも9投手を送り込んでおり、ほとんどの投手が2連投中と苦しい状況にあり、試合前の藤本博史監督も頭を悩ませていた。

 藤本監督の一問一答全文は以下の通り。

――昨日大変な移動ゲームで勝てて流れも良くなる。
「良くなってくれたらいいですけどね。中継ぎが大変なんですよ。今日は使えるのがおらんからね。ほぼ全員3連投になるから。モイネロと秋吉だけ。板東は使えないしね。何かあったら使うけど、一昨日3イニング投げてるから。武田に8回行ってもらわないとしょうがないですね」

――できるだけ長く投げてもらいたい。
「できるだけ長いイニングいってもらいたいですよ。万が一ね、5回、6回で接戦だったら3連投はありますけどね、できるだけ武田にはイニング長くいってもらいたいというのが願望です」

――本人も長いイニングをと。
「球数のメドはない。120球いってもらいます。接戦でね、アッと思ったら、3連投いってもらいますけどね。今日は藤井をもう上げて(休ませて)いるんでね。モイネロと藤井の2人いっぺんに使ってしまったら、9回というところがしんどくなるんで。もうモイネロの9回は決めているけど、8回、9回というところで2人とも2連投で使ってしまったらね。昨日もだから本当は2人とも使いたくなかった。津森が2点取られて2点差になったからね。4点差だったら2人とも置いておこうという話だった。なかなか上手いこといかないよね」

――ベンチから外した方が決断しやすい。
「いないんだから使えないからね。昨日みたいな展開で4点勝ってたら、もうそのまま8回甲斐野、9回泉でから行こうというふうに決めとったのが、7回津森でいってて、そこで誤算があったよね。あれで藤井がいなかったら、絶対使ってないからね。藤井もだいぶ疲れてきとるから。だからそこはもう休ませた方がいいんじゃないか、ということで外しています」

――松田選手は投手への声かけもいい。
「ああいうのは本当に若い選手が見習ってくれるといいですけどね。若い選手もやっぱりまだ自分のやることに精一杯で、そこまでできてないけど。試合に出ていなかったらそういうこともできるんですよ。試合に出たらね。だからマッチはそういうところは、やっぱり素晴らしいなと思うし、技術うんぬんよりね、そういうチームのムードを良くするというものを持ってますよね」

――田中将大投手は前回対戦では打ってますけど。
「前回悪かったからね。元々いいピッチャーなんでね。昨日と同じ打線、オーダーで、柳町とマッチの順番は変えているけど、昨日と同じオーダーでとりあえず1点1点取っていきましょう」

――今宮選手は様子を見ながら。
「徐々に上げていかないと。1週間休んでて、いきなり使ってまた残り試合出られなくなるのが一番困るんで。使いたいですよ。でも、まだ完全じゃないからね、昨日は8回、9回守ったから、今日は1打席立って7、8、9ぐらいで。明日くらいに先発して5回ぐらい守るとか、そういう考えで」

――中村晃選手の状態は。
「状態は今年ずっとね、もうずっと同じだからね。帰ってきてちょっと打ったかな。状態は良いというところまではきていないけど、悪いところは脱したかなというところ。まだまだ老ける歳じゃないしね、もっともっとできるはずだから、こっちの期待度は高いんで」

(鷹フル編集部)