千賀代役の杉山、強行軍の先発に「ちょっと可哀相」 藤本博史監督の一問一答全文

ソフトバンク・藤本博史監督【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・藤本博史監督【写真:藤浦一都】

ベテラン松田を昇格即スタメン起用「瀧中とも相性がいい」

■ソフトバンク ー 楽天(5日・PayPayドーム)

 ソフトバンクは5日、本拠地PayPayドームに戻り、楽天と対戦する。前日は札幌で4時間57分の激戦を戦い、試合が終わったのは午後11時前。この日、午前中に札幌から福岡に戻ってくるハードスケジュールでこの一戦に臨む。藤本博史監督はこの日昇格してきた松田宣浩内野手のスタメン起用を明言。ベテラン“元気印”に起爆剤としての期待を寄せていた。

 試合前の藤本監督の一問一答全文は以下の通り。

――松田選手が合流。
「ベンチもマッチおらん時も若い選手がだいぶ声出すようになってきたけどね。ベンチの声は出てるけどね。なかなか試合に勝てないですね」

――松田選手の出場は。
「瀧中から4打数3安打打ってたら、出るじゃないですか」

――こういうときだからこそ期待したい。
「ベテランで経験値もあるところをね、ちょっと引っ張ってくれるように。本当いまは緊急事態を通り過ぎてるんでね、そういうところはベテランの力は当然必要になってくるし、若い選手もどんどん元気出してくれれば。まだまだ負けてると言っても団子状態の中に入ってるわけだから、下を向くことないし、1つ1つなんとか食らいついていく気持ちを持ってやってくれればいいんじゃないかなと思います」

――ベテランの経験値というのもある。
「マッチは試合に出ていなくてもベンチで引っ張ってくれてるしね。瀧中とも相性がいいということでね、打撃コーチもいきましょうということで満場一致でスタメンって決まってるんで」

――杉山くんが先発。
「ちょっとかわいそうやね。今日も移動で一緒に帰ってきての先発やからね。長いイニングは考えられないし、昨日同様、全員でもう繋いでいくしかないと思う。俺らでもしんどいもんね。昨日5時間ゲームやって、俺はメシ食ってないけど、メシ食って寝たのみんな1時半か2時ぐらいじゃないの」

「今日朝7時半に起きてるわけでしょ。なかなか体は重いと思いますよ。その辺で練習を軽めにして、試合に万全にいってくれとやってますけど、ピッチャーの杉山はしんどいけどね、若いんだから、そこはちょっといいところ見せて欲しいと思いますけどね」

――長い回は考えず。
「今日はもう全員でいきますよ。長いイニングを考えるとかどうのこうじゃなくて、やっぱり体の疲れも当然あるだろうから。投げる肩の疲れはないけど、体の全体的な疲れは当然あると思うんで、今日はもうピッチャー全員で行きましょうということです」

――チーム一丸になってやるしかない。
「それしかないですよね。ある意味、大関もああいう形で離脱しましたけど、大関の分までみんなで頑張るっていうことしかないですよね。そういう気持ちは強い選手が多いから、やってくれるんじゃないですか」

――今宮選手は。
「今日は途中から行きますよ。もう1週間休んでるわけだから、いきなりスタメンでいってまたやられたらダメだから。徐々に徐々に上げていって、スタメンに戻るという形で。川瀬が今いいんでね、川瀬をちょっと使い続けた方がいい。黒瀬とかも使いたいんですけど、試す場じゃないですからね。もう50試合しかないわけですからね。相性見て、こういうピッチャーいけそうやなっていうのとかそういうのを考えながらね、バッティングコーチと一緒に考えながらいきたいと思う」

「実際、野村大樹もそうだし、2軍で調子いい増田もそうだし、この3人は被るんですよね。同じポジションだから、黒瀬にしても野村(大)にしても使おうかと思うと、どこ守るってファーストしかないんですよ。サード守らせたら守備の方がね。やっぱピッチャーも1試合1試合大事ですから、そういうところで3人がダブってしまうんで、やっぱ3人のうち1人は代打に回る、1人はアタマから出ると、そういう形でグルグ残り50試合で回していこうかなと考えてますけどね」

(鷹フル編集部)