松田宣浩が5日楽天戦から1軍合流へ 苦しむチームの救世主に「チームを勝たせたい」

ソフトバンク・松田宣浩【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・松田宣浩【写真:藤浦一都】

2日連続で2軍戦に出場し3打数1安打、誰よりも声を出して存在感

 ソフトバンクの松田宣浩内野手が5日にPayPayドームで行われる楽天戦から1軍に合流することが決まった。4日に行われたウエスタン・リーグのオリックス戦後に小久保裕紀2軍監督が「明日からもう1軍です。1軍から連絡来ました」と明らかにした。

 新型コロナウイルスの濃厚接触疑いのため、出場選手登録を抹消された松田。3日の2軍戦で実戦復帰を果たすと、この日も「3番・一塁」で5回まで出場した。初回に平凡な飛球を落球するエラーを犯したものの、第3打席で左前適時打を放つなど、3打数1安打。フェンス手前まで運ぶ大飛球も放った。

 2日間、若手に混じって、酷暑の中で試合に出た松田は「試合に出ることができたんで良かったです。若い選手とこうやって練習して、野球できて良かったと思う」。大ベテランにも関わらず、誰よりも大きな声を出してチームを盛り上げた。1軍は後半戦5試合でまだ1勝と苦しい状況が続くだけに「やっぱり打って結果を出したいし、チームを勝たせたいなと思うんで、とにかく頑張ります」と力を込めた。

(取材・米多祐樹 / Yuki Yoneda)