公式戦初勝利の育成左腕を称賛 コロナ陽性から復帰した小久保2軍監督の一問一答全文

ソフトバンク・小久保裕紀2軍監督【写真:上杉あずさ】
ソフトバンク・小久保裕紀2軍監督【写真:上杉あずさ】

愛弟子・黒瀬のプロ初打点に「まだスタート。これから」

 ソフトバンクの2軍は2日、ウエスタン・リーグのオリックス戦に6-2で勝利した。「ファイト!九州デー」として佐賀市・さがみどりの森球場で行われた一戦は、2回に中谷将大外野手、増田珠内野手の連打などで3点を奪って逆転すると、3回に中谷の適時打、4回には真砂勇介外野手の適時打で追加点を奪った。先発の三浦瑞樹投手は7回途中5安打2失点で公式戦初勝利を挙げた。

 新型コロナウイルスの陽性判定を受けて療養し、この日チームに復帰した小久保裕紀2軍監督の試合後の一問一答は以下の通り。

――久々の現場でしたが、体調は。
「僕はどうでもいいですけど、体力は落ちてましたね」

――バッティングピッチャーも精力的にこなしていた。
「8分しか投げてないんで。いつもの半分だけど、今日はあれが限界だった。僕のことはどうでもいいんで」

――この間フレッシュオールスター、黒瀬選手の1軍昇格などがありました。
「ロッテとの交流戦もネット配信でやってたんで、それをずっと見てたし、基本的には全部見てましたね。昨日のU-23の試合も全部見ました」

――正木選手が合流したときもフライのことを話されてましたよね。
「フライもそうですし、懐かしい顔と、あとやっぱり今年のドラフト上位候補選手たちばっかりだったんで、同年代で刺激が入ったでしょうし、いい試合だったなと思ったんで。彼もいい刺激になったんじゃないすかね」

――黒瀬選手の1軍初スタメンをどう見たのか。
「いや初ヒットはまだなんで、なんとか打ってほしいですけど、でもあそこで犠牲フライ。やっぱり0点やったら流れが止まるところでちゃんと1点とったんで、いい犠牲フライ。それが決勝打になったところがね、いいスタート。まだスタートですよ、これからです」

――今日は佐賀での開催。子どもたちも多く駆けつけていました。
「いや人数少ないんで、もうとにかくいるメンバーでやっていくしかない中で、今日は三浦がとにかく良く投げました。みんなで盛り上げて、ホームランの後のノーアウト満塁を抑えて、その次の回も正木のファインプレーでゼロに抑えて、結局あれで7回2失点に抑えたわけなんで。バックが盛り立てながら、彼の初勝利に貢献したと思いますね」

――90球を超えて7回のマウンドに行ったのは人数が足りないから。
「そうです、今日はできれば、もう絶対7回投げ切ってもらいたかったので、それはもう本当に計算通り行ったので、もう今日は彼のおかげですよ。中継ぎ陣は今日2人しか使えなかったんで。もうバタバタなんですよ」

――三浦投手は好投は続けてきた。
「ここまで彼もファームですけど、支配下を目指してやっていくわけですから、いいスタートを切れたと思います」

――野手陣に関しては増田選手が3安打。
「はい。1回上に行って、いい経験したんで、またあのポジションに戻るっていうのが彼のモチベーションになっているでしょう」

――何か変わったことがある。
「いやもうそこまではわかんないですけど、上に行った自信もある。あるんじゃないですか。あとやっぱりそこに戻りたいという思いは当然強いと思います」

――正木選手はどうですか。
「正木は良くないですけど、今日はちょっと良くなりましたけど、まだいい打席と悪い打席の差が激し過ぎます」

(上杉あずさ / Azusa Uesugi)