ソフトバンクは31日、本拠地PayPayドームで西武と戦う。このカード2連敗を喫して現在4連敗中。首位から陥落し、厳しい状況が続く。ベテラン和田毅投手に救世主としての期待がかかる。藤本博史監督の試合前の一問一答全文は以下の通り。
――ファーストストライクのところは徹底される。
「昨日の試合を見ててもわかるように、西武の打線はやっぱり初球、ファーストストライクをどんどん振ってきてる。ウチはちょっとスマートな野球というかね、やりすぎてるのかなあというところはすごく感じてるんで。これはもう昨日感じたわけじゃなくて、今まで僕が1軍の打撃コーチやっている時からそういうところがあったんで、やっぱりファーストストライク、特に若い選手はね、追い込まれたらそう簡単に打てないですよ」
「いつも言ってますけど、打てるカウントはなんだって言ったら、やっぱり0-0、1-0、2-0、3-0、3-1なんですよね。ボールが先行しているときは12球団平均の打率でも3割超えてるわけ。追い込まれたら、みんな1割台なんです。そこで打てるのは、技術がある選手。たまたまヒットになったとか、そういうところなので、やっぱりファーストストライク」
「浮いてきたところをね、いっぱいいっぱいの低い球のファーストストライクを打ちに行く必要はないけど、自分の中で設定してね。高めに浮いてきた球は全部いこうとかね。真っすぐだけじゃなくても、カットでも上に浮いてきたらいってしまえ、ぐらいの思い切りが必要じゃないかなとは思います」
――秋吉投手が合流。使い方のイメージは。
「中継ぎ1イニングですかね。本当は2軍で何試合か投げてもらって、見てから、どこで使うか、どういうところで使うか、決めたかったんですけど、わかんない状況なんでね。考えながら使いたいと思います。どことは言えない、分からないっす」
――ビハインドだったりとかから。
「そこも全然わからないですね。ピッチャーが、結局昨日なんかでも大関が2回で終わってるし、中継ぎ、泉なんかも2連投でイニング跨いでるからできるだけ使いたくない。泉の代わりのあたりかなというのは思いますけど」
――今宮選手の状態は。
「今日は中で打ってます。外には出てきません。怪我人とか出て大変ですけど、このメンバーでやるしかないんでね。とりあえずは頑張ってもらわないと。出てる選手もみんな満身創痍なんでね。牧原(大)も悪い、周東も悪い、柳田も悪い、そういう中で、元気な若い選手がちょっとそこで救世主として現れてくれればありがたいですけどね。今日なんか黒瀬が8番で出るけど、結果じゃなしに、思い切って。昨日も代打でちょっと行ったんすけど、あれぐらい振ってくれてね、凡打でもいいから、結果欲しがったら当てに行ってしまうので、2軍でやってる形で、やってみればいいんじゃないかなと」
――打席での雰囲気がある。
「雰囲気あるよね。初球から振れる、あれがアイツの魅力よね。決して足が速いとかさ、守備が上手いとかではないんだよね。1球目からあれだけ振っていけるっていうのは、あれは相手からしたら、嫌じゃないかなあと思う。あと一発もある。どんどん自分をアピールすれば、いいんじゃないかな」
――武田投手はベンチからも外れていた。
「武田はどっかで先発するんじゃないの。どっかでね。そこはピッチングコーチが考えてくれてるんで。先発が今、6人いるんかな。6連戦、6連戦、7連戦、11連戦があるからさ、そこを考えて先々までシミュレーションするわけですよ。それがもう4回も5回も入れ替わるわけ。やっぱりピッチャーの体の状態もあるし。例えば前回、東浜、石川が中5日でいったときにやられてしまった。自分のパフォーマンスができなかった。でもこの連戦続いたら、やらなくちゃしょうがないよねっていうね。そこを休ませるために誰か先発に入れようかとなったら、武田か杉山しか、今のところ考えられない」
「杉山もその間、使わないのも勿体ないなってなったら中継ぎに入れようかとかね。いろいろ毎日シミュレーションが変わるんですよ。ある程度5人か6人の先発のシミュレーションだけはもうほぼ決まってるけどね。じゃあこの辺で中5日でいったらどうのこうのとか、旭川は雨だからどうのこうのとか、決めてるものが1個ズレただけで全部ズレてくるから、それをズラさないようにしようということで。1週間飛ばすって言ったらもったいないしね。今の状況だと、やっぱりどんどんいいピッチャーは使いたいからね。いろいろ頭痛いですわ。胃も痛いけど」
――武田投手は札幌あたり?
「札幌はないんじゃないかな。札幌は(東浜)巨と石川とレイ。その後ぐらいじゃないの」
――起用が悩ましい。
「まあ、嬉しい悩みじゃないからね。頭痛い悩みだからね、それはしょうがないことだからね、流れてる分あるからね。もう全力でいかないとしょうがないんで。投げるピッチャーは頑張ってもらうしかない。打つ方は打つ方で」