ソフトバンクは20日、北九州市民球場で「鷹の祭典2022」として行う試合で楽天と戦う。新型コロナウイルスの陽性判定を受け離脱していたジュリスベル・グラシアル内野手と藤井皓哉投手が1軍に合流し、膝の違和感で欠場が続いていた柳田悠岐外野手も復帰する。試合前の藤本博史監督の一問一答は以下の通り。
――それでもベンチに控えているっていうところ大きい。
「一応、代打の強いとこっていうかね。ここというところでやっぱり誰にしようかなという（今の）メンバーなんでね。やっぱり実績あるグラシアルの方が相手も嫌がるかなというところで。この5試合は先発はないかな、という感じ」
「代替選手のところで入れ替えられるから、万が一何かあったら入れ替えることもできる。本人もどっちかいうと本当に完璧主義者なんでね。自分が走れなかったら、打つ方は問題ないんやけど、走るとか、出たら守らなくちゃいけないというところもある。それで守備面でも迷惑をかける、と。本人からのそういう話だったから。それなら打つだけでも来て、状態上げたらどうや、と。2軍も試合がないし、3軍もないし、ここで状態を上げていったらどうやと」
「自分的にはどれぐらいでいけそうかって聞いたら、できたらオリックス戦にはいきたいと。そこまでにいけると思ったら、守備でも100とは言わないけど、コロナ陽性になる前の守備ぐらいできたら言うてくれと。そうなったらスタメンも考えるよっていうことを言っている。今はとりあえずは代打。“ココイチ”で準備してくれってことを伝えています」
――柳田選手は。
「本人も大丈夫っていうんで、今日は出ますよ」
――DHはデスパイネ選手。
「はい。今の柳田のバッティングは7月は3割8分ぐらい打ってるけども、やっぱりデスパイネも状態は悪くないからね。DHでいくんだったらデスパイネでいこう、と。外野を守れないというと走るのができないんで、そうなった時にDHに柳田を入れることは考えてないんで。守れるか守れないかということ」
――今日は大関投手ですが捕手は？ 北九州男の甲斐選手もいます。
「教えない。もうそういうことも教えないことにした。想像してください」
――藤井投手は8回を任せる？
「いやいや8回は決めていませんよ。9回のモイネロ以外、6、7、8回は松本、藤井、森、武田の4人で、データを見ながらね。打たれてるバッターにわざわざ出す必要ないし。相性とかを見ながら、この5試合は考えてます。その辺で藤井、あるいは森がスピード上がって落ち着いてきたら、9回、8回、7回というところは決めたいけど、今は決められるような感覚じゃないんで。藤井もコロナ明けやし。元々、ここ（メンタル）が強い方じゃないから、ここで自信をつけてから、そういうとこに行った方がいいんじゃないかなというところですよね」
――楽天先発の瀧中投手はこれまで苦戦してきた。
「知らんねん、苦戦したのは。この間やった時は3点取ってるから。俺は苦戦というのはあんまり見てないから。去年2軍やったから。映像を見ても、何でこれで苦戦するのかなっていう感じあるし、あまり悪いイメージを持って試合に臨むのも良くないし」
「去年のメンバーと出ているメンバーは3、4人は違うんじゃない？ リチャードは4打数4三振だけど。使えないね、それだと。いや、もう普通は使うんやろうけど、パッとデータを見たら、4打数4三振してたら、外そうや、ってなってしまうよね。いまは試してる状態じゃないから。この5試合というのは本当に踏ん張らないといかんところやから。順位がどうのこうのじゃないないけど、やっぱりこうチームが競り合ってる中で、この5試合っていうのはもう本当踏ん張りどころなんでね」
「相性いいとか、今の状態がいいとか、打席は立ってないけど、これやったら粘れるんじゃないかとかね、そういうのを考えながらの今日のオーダー。今日は打線になっているんじゃないかなと思いますけどね。ちょっとロッテの2試合目は、打線になってなかったからね。柳田が3番に入るっていうだけで打線になってくるかなとは思っているんですけどね。1番から5、6まではほぼ変わってないけど、7、8、9のところ。変わるとしたらね、っていう感じです。あとはご想像におまかせします」
――球宴の時点で貯金2桁と以前話していた。
「今の状態では苦しいね。5連勝できたら最高やけどさ、この状況で、しんどい試合続いてる中で、なかなか、2点ぐらいしか取れてないし、平均2、3点でしょ。そういう中でピッチャーに頑張ってもらわないといけないし、この5試合なんとか勝ち越して終われるぐらいの感覚でできればいいかなと思います。最高は5連勝ですよ。2日間ゆっくり休んでね、オールスター出る選手は、ちょっと休みが1日しかないけど、この4日間でリフレッシュして、後半に臨んだらいいかなとは思ってます」
