2連発5打点の渡邉陸の今後のスタメンは? 鷹・藤本監督の一問一答全文

「今日3本打ったから、じゃあ明日もスタメンマスクとはならない」

(ペン記者囲み)
――渡邉選手は素晴らしかった。
「すごかったね。同じようなホームランを2本続けて。1本目打ったのはおそらくツーシームかシンカー系だと思うんですけど、本人は真っ直ぐと思って打っているからね。それだけ緊張感があって、球種もわかんない状態でバットを振っていたんでしょうね。でも、思いっきり振れるっていうところが素晴らしいですよね。2打席目はもう本当のストレートを同じように打った」

――2本とも逆方向。
「3年間、3軍も2軍もずっと見てるけど、逆方向のホームランは教育リーグで1本しか見ていないです。それをここで2本打つって素晴らしいですよね。引っ張ったすごいホームランも何本か見ているけど、2軍でも10本打つようなバッターじゃない。どっちかとアベレージヒッターという形だったんですけど、今日は本当に素晴らしい逆方向のホームランだった」

――それぐらいの力はあると感じていた。
「ホームランバッターではないですね。どっちかというとアベレージヒッター。3打席目にタイムリーを打ちましたよね。ああいう形のバッティングというのが、渡邉陸のバッティングかなと。ツボにはまったら、引っ張ってホームラン」

――今後の甲斐選手との起用法は。
「1軍なんで、今日3本打ったから、じゃあ明日もスタメンマスクとは(ならない)。ピッチャーとの兼ね合いがあるんで、そう簡単にはいかないと思う。できるだけ打席に立たせたり、経験を(させたい)ね。最初は少ない試合の中、打席の中、あるいはマスクを被るイニング、そういうところからみんな経験していってるわけで。甲斐も最初からフル出場じゃないですから。それの第一歩を踏み出したという形でいいんじゃないかなと思います」

――海野選手との兼ね合いで期間限定の昇格という考えもあった。
「その辺は迷いますね。こんだけ打ったらね。ただやっぱり和田をリードするというところはね、やっぱり甲斐の方がね。今日も先に点を取られたんですけど、やっぱり点を先に取られないようなリード、ディフェンス面ではまだまだ甲斐には及ばないかなっていうところはありますよね。打つ方は本当もう、今日の試合は素晴らしかったです」

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