ガルビス昇格へゴーサイン、田上と野村大の現状は? 鷹・小久保2軍監督の一問一答

ソフトバンク・小久保裕紀2軍監督【写真:上杉あずさ】
ソフトバンク・小久保裕紀2軍監督【写真:上杉あずさ】

5回8安打4失点と苦戦した田上は「技術的な所でボールが見やすくなっているんですかね」

 ソフトバンクの2軍は27日、タマスタ筑後で行われたウエスタン・リーグの広島戦に2-5で敗れた。先発の田上奏大投手が5回を投げて8安打4失点と苦戦。5番手で登板した甲斐野央投手は味方の失策もあって連続無失点は7試合で止まったものの(自責は0)、自己最速タイとなる159キロをマークするなど力のある投球を続けた。打線は不振で5月2日に出場選手登録を外れ、2軍で調整中のフレディ・ガルビス内野手がマルチ安打と状態を上げてきている。

 試合後の小久保裕紀2軍監督の一問一答は以下の通り。

――田上投手は最近失点が続いていますが?
「そうね。前回ちょっと喝を入れたんですけど、気持ち的には向かっていくものはあるけど、技術的なところでボールが見やすくなっているんですかね。メカニックの所はピッチングコーチに当然任せている。あれだけ(以前は)真っ直ぐのカウントでも真っ直ぐを打ち返されてなく、ファールも取れいてたんで。ことごとく前回もヒットになっている。球速的にも変わってないし。ちょっと開きが早くてボールが見やすくなってるのかなと思いますけどね。細かいところはピッチングコーチが付いてずっとやっているんで」

――好投していた開幕時との違いは開きの部分?
「もうちょっと(体の前)面が向いてくるのが遅かったように思う。スーパースローとかハイスピードカメラとかでハッキリ見てないから分からないけど。球はそんなに変わってないんでどうなんかなと。もうちょっと荒れてた印象はあるんですけど。本人も最後の1軍の登板で四球を連発してしまった反省から、ゾーンに投げようと思いすぎて、相手からしたら狙いやすくなってしまってるというのもあると思う。まあ、そりゃトントントンといってくれたらいいですけど、そんな甘い世界じゃないので。自分の目標設定も含めてやろうとすることはきっちりできる子なので必ずここは抜けてくれると思います」

――ガルビス選手が2安打。
「状態はだいぶ良くなってきましたね。相手は中継ぎデーで細かい継投で来ましたけど、あまり対戦のないピッチャーからしっかり見極めて甘いストレートを打ちましたし、ファームから状態良い選手、好調打者として推薦できる所には来ているかなとバッティングコーチと話しています」

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