千賀が序盤に崩れた原因は? バッテリー交代の意図は? 鷹・藤本監督の一問一答

ソフトバンク・藤本博史監督【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・藤本博史監督【写真:藤浦一都】

「思った真っ直ぐが投げられてないっていうので、変化球多めになったっていうことなんですけど」

 ソフトバンクは20日、本拠地PayPayドームでロッテと対戦し、1-8で敗れた。先発の千賀滉大投手が初回にいきなり2点を失うなど4回4失点で降板。打線も佐々木朗希投手の前に1点にねじ伏せられると、終盤にはリリーフ陣がさらに失点し、試合を決定づけられた。

 試合後、藤本博史監督は5回で交代させた千賀と甲斐拓也捕手のバッテリーや、終盤に登板した笠谷俊介投手、松本裕樹投手に注文をつけていた。試合後の指揮官の一問一答は以下の通り。

――千賀は初回から失点する形に。
「そうですね、真っ直ぐを全然投げなかったからね。本人が真っ直ぐが自分の中が来てない、前回のときより思った真っ直ぐが投げられてないっていうので、変化球多めになったっていうことなんですけどね。でも、捉えてるわけじゃないんでね。やっぱり真っ直ぐを投げないと、あの変化球も生きてこないっていうことなんで、その辺はバッテリーでしっかりミーティングしてくれっていうことはお願いしておきました」

――真っ直ぐが少なかったので結構フォークボールも見極められた?
「フォークボールというよりカットボールが多くなってね、困ったらカットで、カットとフォークのスピードが同じぐらいのスピードだからバッターがそれを見てたら、目が慣れてくるよね。本来のスイングじゃないけど、当てに来られたらやっぱり当たってしまうよね。その辺がやっぱり真っすぐ投げないと、カットもフォークも生きてこないということじゃないかなと。その辺はしっかりとまたミーティングして、次回にね。うちのエースですから。そんな真っ直ぐ来てないいうても、そうは簡単に打たれないと思うんで、そこは自信持っていってもらいたいと」

――それもあってキャッチャーも途中で代えた。
「そうですね、はい」

――どこか気にするところがあったとか?
「全然どこかに違和感あるとかそういう問題じゃないですよ。今日のブルペンの中で、思った真っ直ぐが投げられていないということだった。やっぱりエースだったらその辺は試合の中で真っ直ぐをどういうふうに生かしいくとか、しっかりとやってもらわないといけない。甲斐も真っ直ぐを要求したけど、首を振られたっていうところなので。そこはもう1回ミーティングしっかりやってもらわないとっていうことですね」

途中から出た選手もアピール不足「点を絶対にやらないぐらいの気持ちで投げてもらいたい」