佐々木朗希攻略は「速い球を一発で」 鷹・藤本監督の一問一答全文

ソフトバンク・藤本博史監督【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・藤本博史監督【写真:藤浦一都】

若手のレギュラー定着は「波を小さくすること」

 ソフトバンクは20日、本拠地PayPayドームでロッテと対戦する。ロッテの先発は佐々木朗希投手。試合前に藤本博史監督は佐々木朗攻略の糸口などを語った。指揮官の一問一答全文は以下の通り。

――王会長の誕生日。
「佐々木朗希が来て、ちょっとね。そういうピッチャーを勝ってお祝いしましょう」

――前回対戦の牧原選手が打ったり、左投手が打ってる。
「データ的には左も右も(打率).152なんでね、どっちが打ってるというのないんで、ただ相性の良いという人を使っていく。その中で上林がいないのはちょっと痛いですね。そこがオーダー的には牧原は当然もう2番に入るから、上林が入る7番を誰にしようかな、とポンと名前が出てこないっていうので実は迷うところですよね。そこでどんどん出てこないとね。逆に言うと本当にチャンスだと思ってやってくれたらね。今日は真砂でいきます。野村勇か真砂か悩んだんですけどね。牧原が外野も両方できるということでね、どっちも使える状態だったんだけども、2軍で3割打ってきて上がっているということで真砂で行ってみようか、と」

――前回の対戦で柳町選手は160キロをはじき返した。
「そのときの状態と、今の状態がどうかというところ。そういうのも考えてオーダー決めるんで、前回打ったからといって今の状態の前回の状態が違うということもあるので、その辺は毎日毎日見ながらやっているんで、状態いい人は同じポジションでいい、悪かったら下がる可能性もある。まだ柳町もね、上林もそうだけど、レギュラー確保したわけではないんでね。競争してる中でスタメンで出てるんで、どんどんアピールしていってもらわないと。これが前半終わって、今の状態が続いているんだったらレギュラー取ったな、という形になるけど。三森にしてもそう。何10打席ノーヒットで来て、本人ももがぎながら、沖縄で2本出て、なんとかだいぶ表情も明るくなってきた。絶対に良い状態が1年間続くわけじゃないんで、やっぱり波が絶対あるんで。波を小さくする選手がレギュラーを取っていく。若い選手は試合の中で競争していると思ってやってもらっていると思う。レギュラーになったとそこまでは考えてないと思う。1年間死に物狂い、目一杯行けるところまで行くつもりで突っ走ってもらいたい」

――どういうふうに点を取っていきたい?
「速い球ですよね。特にチャンスは速い球を一発で仕留められるかどうかっていうところじゃないかなと思うし、当然、フォークも150キロ出るわけですから、簡単にはコンタクトするのは難しいと思うけど、そこをね、もう本当に注意してやってもらわないとしょうがないですよねそう簡単に打てる投手じゃないですよ」

――上林選手は最初は損傷で、のちに断裂の診断に。
「僕ら病院のあれじゃないかわかんないからね、トレーナーは損傷っていう話をしていて。逆に損傷でも断裂でも時間は変わらないんじゃないですか。僕は話を聞いただけで、本当かどうか知らないけど、損傷して保存治療をするより、断裂した方が治療的には早いとも言われてる。時間はかかるでしょうけど、これで駄目になるわけじゃないんでもう1回頑張ってもらいたい。ここまでせっかくいい状態をキープしていながらここまで来ていたからもったいないけど、もう起こったことは返ってこない。新たに次の形で頑張らないといけない」

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