「勝ったから帳消しになるわけじゃない」鷹・藤本監督、2連勝も苦言呈す
「チャンスになったら何かボールを見ようというところが見える」
(ペン記者の囲み)
――柳田はかなり状態が良くなってきた。
「そうですね、本当に甘い球が来たらねしっかり仕留めてくれてますよね。頼もしい3番バッターですね」
――こうなってくると打線にも厚みが。
「今日も13本ヒット打ってるのに、2点しか取れてないですよね。もう少し取れるとこがあったと思うんですよ。そこで、もう1本というとこですね。外野フライでも1点取れる場面でやっぱりなかなかね。相手も1点もやりたくないというピッチングをしてくるんですけど、そこを何とか、もう1つギアというか段階を上げてやってもらいたいなっていうのはあります」
――あと1本が出るために何が必要?
「うちのバッターってみんな調子自体は上がってきてるんですけど、チャンスになったら何かボールを見ようというところが見えるんですよね。柳町にしても、三森にしても。逆にチャンスだったら、もうがっついていくぐらいの気持ちでいいんじゃないかなと。それで凡打だったしょうがないじゃないですか。いいピッチャーがきたら、ツーストライクに追い込まれたらなかなか厳しいんで、やっぱりカウントが有利な時に、1球目とか、ストライクを取りにくる球をしっかり仕留めるっていう気持ちで入ってくれれば。柳町なんか毎回2本ずつ打ってくる頼もしい選手になってきたんで、あとはそういうチャンスのときですね。そこをしっかり打てば打順も当然上がってくるだろうし、その辺ですね」