甲斐の起用は「打てないから代えるわけじゃない」　鷹・藤本監督が試合前に語ったことは？

「キャッチャーはリード面でも大変。リードでしっかりやってくれている」

――山川の本塁打は置きにいった？
「キャッチャーは真っ直ぐで仕留めようと思って、杉山もそう思った。配球的に間違いではない。ただ、2ストライク1ボールですからね。その前にフォーク2球空振りしてるからね、その辺の考え方もあったのでは。状態が悪ければアレでいいんですよ。真っ直ぐいく必要あるのかな、とも思う。気持ちはいいんですよ、相手の状態だけね、もうちょっと分かっていれば。そういうところも考えていかないといけないんじゃないですかね」

――柳田選手の守備は。
「今日もDHです。そのうち入りますよ」

――打線の状態は？
「個人個人で特別悪いのはそんなにいない。ガルビスと甲斐くらいかな。でも、甲斐も一生懸命色々やってるし、ちょこちょこヒットも出てる。1割で終わる打者じゃない。あれだけ試合終わってからもバットを振っていたら結果出てきますよ。打てないからって代えるわけじゃないですから。キャッチャーはリード面でも大変ですからね。リードでしっかりやってくれている。打ちたいという気持ちが強くて、その分、練習しているから、そのうち結果がついてくると思います」

――コミュニケーションを大切にしている。
「1年間やる限り、こっちの采配でもミスはある。その時に『なんで代えられたんですか』となんでも聞いてくれていいよ、と。そのかわり、やる時は気持ちよくやっていこうよ、と選手には伝えています。外国人にしても通訳が来るし、些細なことでもいいから疑問があれば、監督室に来てくれと言っている。甲斐なんかはすぐ入ってきますよ」

――チャトウッドが2軍戦で5回途中4安打4四死球で2失点。
「真っ直ぐがね、155キロくらい出るって聞いているんですけど、まだ143、4キロなんで。動かす球なんで、それくらいだとまだ厳しいかな。投手コーチは連携を取ってるけど、もうちょっと、と」

（福谷佑介 / Yusuke Fukutani）