鷹ドラ4野村勇「パワーありました」 プロ初の1試合2本塁打で3打点の大活躍

ヒーローインタビューを受けるソフトバンク・野村勇【画像:パーソル パ・リーグTV】
ヒーローインタビューを受けるソフトバンク・野村勇【画像:パーソル パ・リーグTV】

スタメン起用された3試合連続でマルチ安打を放ち、チームに不可欠な存在に

■ソフトバンク 11ー4 日本ハム(24日・札幌ドーム)

 ソフトバンクのドラフト4位ルーキー野村勇内野手が初の1試合2本塁打でチームの2連勝に貢献した。24日に札幌ドームで行われた日本ハム戦。3回に先制の2号2ランを放つと、6回には3号ソロ。試合後は「まず勝てたんで素直に嬉しいです。思い切って力強くスイングした結果ホームランになってくれてよかったです」と笑顔で振り返った。

 ルーキーがチームを大勝に導いた。3回、2死一塁で打席に立つと、1ボール1ストライクから147キロの真っ直ぐをフルスイング。「思い切って真っ直ぐ狙っていこうかなと思って。少し高かったんですけど、思い切って行けてよかった。フェン直くらいかなと思ったんですけど、パワーありました」。広い札幌ドームの左中間スタンドに突き刺さる先制の2ランになった。

 野村勇のバットは止まらない。6回1死での第4打席では2ボール2ストライクと追い込まれてから左翼スタンドへ3号ソロ。「追い込まれていたのでコンパクト(なスイング)を意識した。芯に当たってくれました」。プロ初のマルチ本塁打。5打数2安打2本塁打3打点3得点と気を吐き、チームも4試合連続2桁安打、今季初の2桁得点で大勝した。

 21日のオリックス戦で3安打、同22日の日本ハム戦でも2安打を放っており、これでスタメン起用された3試合連続でマルチ安打を放っている野村勇。「自分が思っていたよりも今いい形でいられるのでいいスタートだな、と思います」。開幕から1か月が経ち、ドラ4ルーキーがいまやチームに欠かせぬ戦力になっている。

(鷹フル編集部)