31試合ぶりのHR…山川穂高の6月は「取り返しつかない」 小久保監督コメント全文

西武戦の指揮を執ったソフトバンク・小久保裕紀監督【写真:荒川祐史】
西武戦の指揮を執ったソフトバンク・小久保裕紀監督【写真:荒川祐史】

孫正義オーナーに向けて「勝って届けたい思いが強かったので良かったです」

 ソフトバンクは2日、西武戦(東京ドーム)に3-2で勝利した。先発した有原航平投手が7回2失点の投球で今季8勝目。打線は3回、栗原陵矢内野手の適時打もあり2点を先制した。6回1死には山川穂高内野手が左中間に31試合ぶりの13号ソロ。5月22日の楽天戦(京セラドーム)以来のアーチでリードを広げた。試合後、小久保裕紀監督が取材に応じた。コメントの全文は以下の通り。

――相手先発の羽田投手も荒れ気味だった中で先制できた。
「その前に、孫(正義)オーナーが来られている試合でなかなかね。勝って届けたい思いが強かったので、それは良かったです」

――山川選手にも待望の一発。
「今日ちょっと話して『7月から行けますよ』という話をしていたので、良いスタートになりましたね。6月はね、取り返しのつかない月で、もう帰ってこない。今日からまた新たなスタートだと話をしていたので、ちょうどよかったですね」

――スラッガーにとってホームランが出ないという苦しみは小久保監督だから理解できるとも思いますが。
「僕もあのくらいあった(経験)とは思いますけど、それはそうでしょうね。近藤と、レベルの高い争いをチーム内でしてほしいですね」

――1本出たことで乗っていくこともある。
「それもあるし、技術的にも今日の取り組みは良かったと思います。あまり詳しいことは言えませんが、僕の見立てではバットの出し方は今日やっていることは良かったと思います」

――有原投手も試合を作った。
「最後『もうちょっと楽な試合に……』と言っていましたけど、そんなね、ずっとゼロで行くわけではないので。結果的には、オスナを1点差で(送り出した)。前回嫌な展開だった中、すぐ次の登板だったので、それが一番良かったところでしょうね」

――6月28日の日本ハム戦(エスコンフィールド)で死球を受けた今宮健太選手も復帰した。
「(3回は)一、二塁だったらバントしようと思っていたので、荒れ球の投手で怪我人がちょっと怖かったんですけど」

――孫オーナーから言葉はかけられましたか。
「チーム状態いいですね、っていう話だったので。お忙しいところ(お越しいただいて)ありがとうございます、と。立て続けに生放送にも出られていたので、そういう話もしました。『よくご存知ですね』と言われました」

(竹村岳 / Gaku Takemura)