今宮健太と本多コーチが交わす5秒間の「プロの会話」…引き継がれる“強い二遊間”

ソフトバンク・本多雄一内野守備走塁兼作戦コーチ(左)と今宮健太【写真:小林靖】
ソフトバンク・本多雄一内野守備走塁兼作戦コーチ(左)と今宮健太【写真:小林靖】

今宮が口にするリーダーの責任「どれだけやりやすくできるか」

 ホークスの攻撃が終わり、今宮健太内野手がグラブを手に遊撃のポジションへ向かう。一方、一塁ベースコーチャーズボックスからベンチに戻る本多雄一内野守備走塁兼作戦コーチ。すれ違いざま、二言三言の言葉を交わす。今季は頻繁に見られるシーンだ。時間にすれば5秒ほどの間に「プロのやりとり」が詰まっていた。

「特に大した話はしてないですよ」。本多コーチはにやりと笑いながらも、会話の一端を明かしてくれた。「うちのピッチャーの雰囲気やバテ具合、相手の打順……。ゲームを俯瞰的に見る“感性”というか。簡単に言えば『この回ポイントやぞ』みたいな感じです」。

 現役時代は二遊間を組む先輩として成長を促し、今は内野陣のリーダーとなった今宮に厚い信頼を置く本多コーチ。「そういう感覚っていうのは二遊間を守る選手には特に大事。健太だからこそ言える。技術だけじゃなくて、そういう感性を磨いてきたからこそ、今まで守れているわけなので」。この言葉を今宮に伝えると、プロの視点でより深く解説してくれた。

ソフトバンク・今宮健太【写真:小林靖】
ソフトバンク・今宮健太【写真:小林靖】

(長濱幸治 / Kouji Nagahama)