反響は「支配下になった時以来」 中村亮太の誕生日…ファンが“真似”した独自の顔文字

ソフトバンク・中村亮太【写真:竹村岳】
ソフトバンク・中村亮太【写真:竹村岳】

5月18日が26歳の誕生日…家族からも電話で祝福「プレゼント送っておいたから」

 中村亮太投手にとって、5月18日は26歳の誕生日でした。昨年10月から自身のX(旧ツイッター)で、チームメートの投手に誕生日が訪れるたびに「今日は和田さんの誕生日です」など投稿を続け、ファンからも“誕生日bot”と呼ばれるようになっていました。「1万いいねは行きたいです」と意気込んでいた自分自身のバースデー、ファンからの反響はとても大きかったそうです。「古参の人がいるんだな」と思ったメッセージとは?

――誕生日の反響はいかがでしたか?
「朝起きたらめちゃくちゃ、1時間でいいねが1000を超えていました。すげえって思って、リポストも400とかまで行っていて、結果的にいいねは2500くらいまで行っていました。そんなにもらったことなかったです。自分が支配下になった時以来の反響だったので、誕生日にそれだけ温かいメッセージをいただくことができました。インスタグラムもXも、部分的にはなるんですけど、1回は全部に目を通しましたし、いつかは野球の結果でそうやって応援してくれる人たちに返していけたらなと思います」

――印象に残った言葉はありましたか?
「結構多くの人が自分の絵文字を真似してコメントをくれたことがいいなって思いました(笑)。その顔文字を使っている流れを知っている人がいるんだなって思いましたし、おめでとうの絵文字をつけてくれたら『古参の人がいるんだな』って思いました。いろんなメッセージで『投手だけじゃなくて野手の方もお願いします』とか『育成選手みんなお願いします』みたいな声もありましたし。6月以降はもしかしたら、野手も登場するかもしれません(笑)」

――やってきたことがちゃんと表れていますね。
「ありましたね。なんかこれだけ、ダントツでいいねを稼ぐことができたので、楽しみに待ってくれていた方も自分が投稿する前から『今日は中村亮太投手の誕生日です』って投稿してくれているのを見ました」

――中村亮投手が「自分の誕生日に一番いいねがつくように」とおっしゃっていたのを見ていて、正直、そんなに上手くいかないと思っていましたが、反響が大きかったですね。
「自分もさすがに板東さんとか、礼(高橋)さんとかには及ばないと思っていたら『えぇ!?』って感じでした。びっくりしました。画面を何回スクロールしても通知が来るので」

――5月18日はウエスタン・リーグの広島戦で由宇にいたと思いますが、どんな過ごし方を?
「その日は、由宇で食事も済ませました。同級生って同級生も、今は同じ軍にいないので。佐藤直樹くらいで、投手にはいないですし。あとは、1回家族から『おめでとう』って電話があって『誕生日プレゼント送っておいたからね』って。どこにだろうなって思っていたら、寮(若鷹寮)のロッカーに届いていました」

――何が届いていましたか?
「姉2人から、美容系(笑)。香水とかをいただきました」

――5月18日になった瞬間は、起きていた?
「起きていました。『明日に備えて寝ろ』ってコメントが怖かったので、密かにおめでとうのメッセージだけは見ていました」

――月並みですが、どんな1年にしたいですか?
「今年は自分の中でも『うわぁ、こんなんじゃないのに』っていう日が続いてしまっている。『いい時の中村亮太が帰ってきた』っていうインパクトを残せるように。次の登板から頑張っていきたいです。もう1度信頼を取り戻せるように」

(竹村岳 / Gaku Takemura)