ソフトバンクの2軍は23日、タマスタ筑後での中日戦に11-4で快勝した。「4番・中堅」で出場した正木智也外野手が初回に2点適時二塁打を放って先制すると、「7番・指名打者」で出場したアダム・ウォーカー外野手は3ラン。一挙に5点を奪って試合を優位に進めた。その後も得点を重ね、先発全員安打で中日を圧倒した。先発した東浜巨投手は5回途中まで投げて7安打2失点の内容だった。試合後の松山秀明2軍監督のコメント全文は以下の通り。
――1軍と同じように打線が繋がった。
「1軍の場合はホームランが出たりということもあるんですけど、2軍の場合は個々の目的をしっかり果たして、自分のスキルを上げていくっていうことが目的なんで。次に繋がってくれればいいですけどね」
――ウォーカー選手に久しぶりの本塁打。
「今日は練習の時からよかったので。フリーバッティングから打球がよかったので、その練習の打球が、出たなっていう感じ。これが続くというか、今日で終わるんじゃなくてね。明日は練習ですけど、次の試合の時に、ホームランじゃなくても同じような打球、いい打球を飛ばしてくれれば本人も自信になってくると思う」
――練習からコンタクトする感じが良かった?
「今日は打球がよかったです。強い打球をレフト、センターに打てていたので。今までは打っていても、力がボールに伝わっていない部分も少しあったりした。それが今日はいい打球だったので、練習の打球が試合で出たんですよね。ああいう打球が本来の彼の打球だと思うので、もう1、2本出てくれれば、本人の自信になると思うんですよ」
――ウォーカー選手への声掛けは?
「『練習通りやね』って言うたら、なんか喜んでました(笑)」
――いい打球を打ち続ければ1軍が見えてくる?
「内容なのでね。1本ホームランは出ましたけど、じゃあ、あとの3打席はどういう内容なのかって。アベレージをきちっと上げてこないと。内容のアベレージも大事なので。1発だけに頼るのではなくて、1軍で2割7、8分打てるような打撃をしてほしいとは思いますね」
――廣瀨選手が3ラン。徐々に対応できはじめている?
「まだまだ彼は未知数なので。アベレージもそこそこ上がるようになってきたので、強引に打たなければ、もう少しヒットは打っていけると思うんですよね。だから、無理やり引っ張らないように、センター中心に打撃をしていければ。アマチュアの時にホームランをたくさん打ってきた選手なんで、そこの思いもあるでしょうからね。そこの割り切りは難しいとは思うんですけど、まずは打率を上げていくことが大事なので」
――東浜投手の印象は?
「今日の投げてる感じは、1軍の試合で投げているような、そのまま投げてるような感じだった。丁寧に、慎重に投げているなとは感じましたね。2軍なのでもうちょっといってもいいと思うんですけど、彼が1軍の試合を想定しながら投げているような気はしました。だから、同じような球数になったと思うんですけどね」
――併殺を4つ取った守備について。
「ダブルプレーを取る前に、ダブルプレーのケースがない方がいいですよね(笑)」