ソフトバンクは1日、楽天戦(みずほPayPayドーム福岡)に3-4で敗戦し、連勝は「7」でストップした。先発の大関友久投手は4回3失点。同点の9回に登板したロベルト・オスナ投手が決勝点を献上し、1敗目を喫した。打線は7回に3点を奪って一時同点に。代打の中村晃外野手、栗原陵矢内野手の内野ゴロの間に得点を重ねた。試合後の小久保裕紀監督と倉野信次1軍投手コーチ(チーフ)兼ヘッドコーディネーター(投手)のコメントの全文は以下の通り。
――川村友斗選手も今日も2安打。スタメンを決めるのが悩ましくなってくる。
「おっしゃる通りです。これから、明日は試合がないので考えますけどこれからの西武3つ、日本ハム3つが交流戦前のポイントになる気がするので、より気を引き締めていきたいです」
――大関投手は苦しんでいる内容だった。
「そうですね。ちょっと悪いなりにもというのはやったんですけど、もう1つ前の回でも(交代してもいい)と思ったんですけど、先発ローテで回している投手なので、4回は行かせましたけど、その後の3点を追いついたのは石川(柊太投手)のおかげなので。あいつのピッチングであそこにチャンスがきて同点にできたので、抵抗はできました」
――松本裕樹投手がベンチ外だった。
「休養です。昨日も外していましたから。今日までは使う予定なかったので」
――リチャード選手は1軍の投手の直球に対する対応がどうなってきている?
「まだわからないです。4打席なので」
――栗原選手も、7回1死三塁で代打で登場した。
「今シーズン初めてスタメンを外されている中で、一番いいところで……一番いいところは晃(中村)で考えていましたけど、あそこで行こうと。三振さえしなくちゃいいというところでしっかりとバットに当てたので。あとは仲田がいい走塁しましたね」
――近藤健介選手も2回にランニングホームランを狙って激走した。
「ああ、ありましたね。だいぶ前やね」
――オスナ投手が1敗目となった。
「オスナでやられたら仕方ないです」
○倉野信次1軍投手コーチ(チーフ)兼ヘッドコーディネーター(投手)
――大関投手は、4回も託したと。
「先発で、どれだけ調子が悪くても乗り切ってほしい思いがありました。シーズン終盤だったらそうは行かないですけど、今のうちになんとか乗り越えてほしい思いがありました」
――石川投手が中盤を締めた。
「本当に石川、毎日ブルペンに入って難しい役割をしてくれているので、本当に助かっています」
――オスナは、状態を上げてもらいたい。
「オスナとは日々、話をしていますので。当然、オスナも自分が去年の状態じゃないことは自覚していますし、そのために復調というか、状態を上げるために毎日やっています」
――どうやって上げていくか、2人で話をしていること。
「もちろんあります。日々話をしていますので、なかなかそれがすぐに……それでもあの立場を任されているわけですから、僕らもそこを信頼して送り出しているので、どんな調子でも抑えてもらうということには違いはない」
――松本裕投手がベンチ外。
「そうですね、予定通りです。また西武戦から入ります」
――疲労を考慮した。
「そうです。それは松本だけじゃなくていろんな状態を見ながら、そういう工夫というか、そういうふうにこれからもやっていきます」
――大関投手の投球で気になったところは?
「やっぱり自分の思い通りの球が投げられていない。今日だけではないので、そこはそれでもローテーション投手なので。どんな状態でも試合を作って、勝ちに導くことには変わりない。調子が悪ければ外れてくださいという投手ではない」
――それはフォームのところ?
「フォームのズレもありますけど、それが何が原因なのか、というところ。コンディションが悪いわけではないので、復調してもらうために話し合っていきたいと思います」
――石川投手は中継ぎに回って好投。リリーフになって出てきた良さは?
「先発でも最初は結果も出していた。中継ぎでも結果を出しているので、次回は色々と考えてはいます」