ソフトバンクの2軍は22日、ウエスタン・リーグのオリックス戦(タマスタ筑後)に5-2で勝利した。先発したジョー・ガンケル投手が5回無失点の好投。打線では嶺井博希捕手が2打点を挙げるなど、バッテリーが目立った試合内容となった。中継ぎでも泉圭輔投手、古川侑利投手、藤井皓哉投手、又吉克樹投手が無失点。試合後の小久保裕紀2軍監督のコメント全文は以下の通り。
――監督が自らお話もされた、と。
「聞かれたからね。晩年はどうでしたかって。悪あがきはしたよって話はしたんですけど。それを彼がどう受け取ったのかは知らないですけど、俺は長打が売りでこの世界に入って、最後はホームランは減ったけど、それでもボールを遠くに飛ばすっていうことは最後までやっていたっていう話はしました」
――こだわりの認識を見直して、球に強さが戻ってきた。
「全然、(2軍に)来た時よりも真っ直ぐ速いじゃないですか。だからだいぶ押し込めていますよ」
――又吉投手も上がる可能性はある。
「そこは話はしていないですけど、やっぱり8月、9月は連戦が続く中で、おそらくブルペンは3連投の解禁っていう時期になってくると思う。それでどうしても選手に疲れが出てきた時に、すぐに入れるような準備はしておくべきだと思います」
――藤井投手は23日も2軍の練習に参加するのか。
「ハッキリは聞いていないので。その辺は投手コーチに任せています」
――1軍のロッテ戦(ZOZOマリン)で生海外野手が右翼守備。
「試合前に、デビューが千葉マリンの守ったことのないライトで(と聞いた)。打つ、打たないより前にエラーしないか心配でした。エラーしてませんでしたか?」
――打球は見失っていました。
「落としてヒット? ファウルになったのか」
――初安打も出ました。
「打ったの? どこに?」
――右前打です。
「ああ、よかったよかった」
――2軍でもライトは守らせられなかった。
「まずは一箇所で上手になる方がいいやろって話を井出コーチとして。それをクリアした選手は、いろんなポジションを守らせるんですけど。まずは1つのポジションで同じ角度で、打球勘を磨いた方が。それまでのレベルに達していなかったので。まずはそれでやりましたけど。いいんです。守備はダメですよって言ってありますので」
――安打が出たことは。
「そんな簡単には打てないですからね、1軍の投手は。大いに自信にしたらいいし、あとは9連敗しているチームに呼ばれて、失うものはないじゃないですか。やったらやっただけ、プラスになるので。“当たって砕けろ”ですよ」
――ZOZOマリンの飛球はやっぱり難しい。
「それは慣れるまでは。慣れたらどうってことないんですけど。大体は同じ風なので。どこに当たったものが、どう落ちてくるのかわかったらいいけど、それまではなかなかね。今日がどれくらいの風速か知らないですけど」
――生海の守備力には注文をつけてきた。
「それはあえて言いますよね。でも3軍から上がってきた時よりは数段良くなっていますよ。ただ、それが、そんなとこで満足していたらね。1軍にいけば最低限の守備がなかったらレギュラーは取れない。最低限のためには、言い続けないといけないですよね。これでいいんだって思われたら。あそこで終わったら、レギュラーは難しい。でも、(2軍に)来た時よりは確実に良くなっています。
「守備はやればやるほど上手くなるので。これは間違いない。僕もあれだけ下手だったのに、投手の足を引っ張らん程度の守備にはなったので。バッティングはそうはいかない。守備も、ちゃんと意識を持ったまま、守備によって、バッティングが足を引っ張られたらいかんね。打ってナンボやというのは持っておかないと。守備にも興味を持って、やることはやり続けていかないといけないかな」
――木村光投手が支配下登録されたことで、他の育成選手の目の色が変わったように感じますが。
「ですかね? 残り少ないってみんなわかっているんじゃないですか? 今日は木村を部屋に呼んで(68番の)ユニホームを渡してあげたので。投手コーチからの提案で。僕の方から新品のユニホームを渡してあげてくださいって言われたので。嬉しそうに着ていましたよ」
「でもまだスタートなので。プロ野球選手になった“だけ”なので。まだ何もしていない。これからがスタートです」
――残り1枠の競争も激しくなる。
「大いに意識してやってくれたらいいんじゃないですか」