右飛で一塁からタッチアップ「特別なプレーではない」 周東佑京ならではの速さと準備

  • 記者:竹村岳
    2023.06.13
  • 1軍
右飛で二塁へタッチアップを決めたソフトバンク・周東佑京【写真:荒川祐史】
右飛で二塁へタッチアップを決めたソフトバンク・周東佑京【写真:荒川祐史】

7回無死一塁から代走で出場…今宮健太の2ラン呼ぶ好走塁に本人の表情は

 欠かさぬ準備と持ち味への自信が凝縮されたプレーだった。ソフトバンクは13日のヤクルト戦(神宮)に5-1で勝利した。7回無死一塁で代走で登場したのが周東佑京内野手だった。中村晃外野手の右飛で一塁から二塁へタッチアップを決め、スタンドのファンの驚きを誘った。結果的に今宮健太内野手の3号2ランで4点目のホームを踏み「良かったです」と振り返った。

 初回に中村晃が先頭打者弾、5回には近藤健介外野手が9号2ランを放ってリードを奪った。2点をリードしたまま迎えた7回だった。先頭の代打・野村大樹内野手が投手を強襲する内野安打で出塁。すぐさま代走として送られたのが周東だった。マウンドには左腕の山本。何度も牽制球を投げられ、二盗のスタートを切れずにいた。

 3球目を捉えた中村晃の打球はサンタナが守る右翼へ。ウォーニングゾーンとの境界部分まで飛んだ深い飛球を見ると、周東はすぐさま一塁に帰塁。スタートを切って悠々と二塁を陥れた。リーグトップの15盗塁を決め、3月に行われたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)にも選出されるなど球界屈指の俊足の持ち主は、どんな準備をして、二塁へ迷うことなくスタートを切ったのか。

(竹村岳 / Gaku Takemura)