キャンプ前日に夜中まで拾った小石 その道36年…徳永勝利さんが語る仕事の奥深さと矜持

  • 記者:福谷佑介
    2023.04.27
  • 1軍
グラウンドキーパーを務めてきた徳永勝利さんに感謝を告げるソフトバンクナイン【写真:福谷佑介】
グラウンドキーパーを務めてきた徳永勝利さんに感謝を告げるソフトバンクナイン【写真:福谷佑介】

偶然だったグラウンドキーパー就職「何か分からなかった」

■ソフトバンク 5ー3 楽天(27日・PayPay)

 ホークスを陰ながら支えてきた熟練の職人が最後の日を迎えた。27日に本拠地PayPayドームで行われた楽天戦。その道36年、グラウンドキーパーとして、選手たちが最高のパフォーマンスを出せるようにと、最良のグラウンドコンディションを作り出してきた徳永勝利さんにとって最後の試合となった。練習開始前には首脳陣、選手、スタッフがグラウンドに集まり、徳永さんに花束を贈り、試合も見事に5-3で楽天に勝利。試合後はヒーローとなった森唯斗投手、栗原陵矢外野手と共にお立ち台へ上がった。

「ビックリです。なんでグラウンドキーパーがお立ち台に上がるんやって。嘘でしょ、と思いました。でも本当に栗のホームランは僕の一生の思い出になったので、ありがたかったです。本当に今日の試合は、僕の一生の思い出になりました」と語った徳永さん。36年間のキーパー人生を振り返り「選手が怪我をしないグラウンドを作るのが一番の目的でした。一生懸命、努力をしてきたつもりです。そこで選手がベストパフォーマンスを出せるということが必要。それが難しいんですけどね」と、グラウンドキーパーとして仕事をする上での矜持を語ってくれた。

グラウンドキーパーを務めてきた徳永勝利さん【写真:福谷佑介】
グラウンドキーパーを務めてきた徳永勝利さん【写真:福谷佑介】

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)