高1世代の15歳をどう育てる? ソフトバンクが描く“外国人育成”のあるべき形
22日にホセ・オスーナ外野手が入団会見 三笠GM「言葉のサポート」
ただ野球選手として成長してもらいたいのではない。人間としても“一流”になってもらうことが、ホークスの考える「育成」だ。ドミニカ共和国出身の15歳、ホセ・オスーナ外野手が今季から入団。まだ日本で言えば、高校1年生の若さ。そんな青年を選手としてはもちろん、若き才能を球団はどのようにして育成していくのか。
オスーナには一般常識や学力はもちろん、善悪の判断、道徳心など人間としてもまだまだ成長してもらわないといけない。23日の入団会見に同席した三笠杉彦取締役GMも「言葉のサポートとか、基礎的に高校なり、学生の年代で学ぶことは、若くして日本にきているわけですから」とサポートを約束する。
昨季に入団したマルコ・シモン外野手やフランケリー・ヘラルディーノ内野手らも、筑後での練習が終わると定期的に日本語の授業を受けるなど勉学に励んでおり、オスーナも同じ道を歩むことになる。野球選手としてだけでなく、人としてもひとりの“大人”として育ってもらう。求めるのは、選手としての自立。ソフトバンクが描く未来を、三笠GMはこう語る。
(竹村岳 / Gaku Takemura)