入寮予定時間に遅刻しちゃった? ドラ6吉田賢吾を襲った“福岡の洗礼”

「若鷹寮」に入寮した吉田賢吾【写真:米多祐樹】
「若鷹寮」に入寮した吉田賢吾【写真:米多祐樹】

年末年始のUターンラッシュで博多駅が混雑し、新幹線の切符が買えず

 ソフトバンクのドラフト6位・吉田賢吾捕手(桐蔭横浜大)が5日、福岡・筑後市のファーム施設「HAWKS ベースボールパーク筑後」にある「若鷹寮」に入寮した。生まれも育ちも横浜市の21歳。当初の予定時間よりも少し遅れての到着となり、苦笑いで福岡の”洗礼”を受けたことを明かした。

「飛行機を降りて、博多の駅までは順調に行ったんですけど。そこから新幹線の切符を買うのにすごく行列で間に合わなくて、という感じで1本遅れてしまいました」

 横浜商大高、桐蔭横浜大を経てドラフト6位でホークスに入団。両親や友人に見送られながら、羽田空港から一路、福岡へと飛び立った。福岡空港から博多駅までは順調な旅路だったが、時期は年末年始。博多駅はUターンラッシュで人に溢れ、ファーム施設のある筑後船小屋駅までの切符を購入するのに想像以上の時間を要してしまったのだ。

「もともとその可能性があるというふうに言われているので。(新幹線に乗り遅れると)なったときに連絡はしました」と焦ることなく冷静に対処したが、筑後船小屋に停車する新幹線は1時間に1本前後。これも年末年始の福岡を象徴するようなシーンだった。

「自分は横浜で育ってここまで来られているので。横浜からそういった人たちの期待だったり夢だったりを福岡に持ってきたつもりなので。横浜を忘れずに、ここで頑張っている姿を1人でも多くの応援してくれる人のために、一生懸命努力して、前向きにやっていきたいと思います」

 生粋の横浜愛を明かす。寮生活も人生初で「すごく新鮮な気持ちと、楽しみな気持ちがあります」と気持ちを昂らせている。8日からは新人合同自主トレがスタート。大学通算15本塁打の強打の捕手は「1年間戦える体作りと、チャンスがあればいつでも準備をして、いつでもチャンスを掴める準備をやっていきたいです」と表情を引き締めていた。

(鷹フル編集部)