想像を絶するほどの1軍の重圧と疲労 田上奏大が得た収穫と異国で学んだこと
1軍で2試合に登板も「自分が思っていた以上の疲労を感じた」
たった2試合しか投げていないのに想像以上に体が重かった。そしてその疲労が体から抜けていかない。今季プロ初登板を飾ったソフトバンクの高卒2年目・田上奏大投手が、初めて1軍で痛感したのは想像を絶するほどの肉体への負担、そしてそれに耐えうる体力面の重要性だった。
4月12日のロッテ戦(長崎)でプロ初登板。6回途中無失点だった内容は「満点」と振り返ったが、その後がキツかった。「自分が思っていた以上の疲労を感じた。すごい緊張感の中でやっているんだと感じて。そういうところでもまだまだ体力がなかった」。1軍のマウンドでかかる重圧と負担を実感した。
大阪・履正社高の3年春から本格的に投手に取り組み始め、公式戦での登板はなし。昨年もウエスタン・リーグでは1試合登板と、田上はまだまだ成長の途上にある。2試合の1軍登板後、ファームに戻っても疲労が取れない日々が1か月近くも抜けなかった。1軍とはどんなところなのか。その異次元の世界感を知れたことが何より大きかった。
(鷹フル編集部)