ソフトバンクの2軍は21日、タマスタ筑後でオリックスと対戦し、6-0で勝利した。わずか3安打に終わるも、真砂勇介外野手がヒットに加えて好走塁、牧原巧汰捕手が1安打3打点。実戦復帰した千賀滉大投手が4回を1安打無失点に封じるとマイロン・フェリックス投手が1回、奥村政稔投手が4回を3安打無失点と“完封リレー”でリードを守った。
――投球を見られていて、問題ない?
「問題ないですよ。別にどこか悪かったわけじゃないんで。コロナウイルスなんで、大丈夫だと思いますよ」
――牧原巧選手がいいバッティング。
「そうね、でもそれは、みんな100人おったら99人ぐらいは牧原(巧)よく打ったねっていう感じですけど、真砂の走塁じゃないですか。その話をベンチでもずっとしてましたけど、あのボテボテで厳密に言ったらアウトかわからんけど、あれでもセーフに持っていける、審判の両手を広げるぐらいのタイミングで走塁できてるっていう、普段からの走塁に対する意識の高さ」
「井手コーチはじめ、松山さんたちがやっていることがああいう風になった。あのFC(野選)の後、リチャードのフォアボールの後っていうところなんで。今日は点が入った以外は全部3者凡退。大勝ちしたように見えるけど、結局あのFCがなければ、昨日の完封というか、ゼロのまま。打線も3安打しか打ってなくて、調子がいいヤツもおらんわけで、という展開だったと思う。だから打てないときこそ、ああいうところでもチームに貢献できるっていう、典型的なゲームだったと思いますね」
――リチャード選手の取り組みは。
「とにかく課題ははっきりしているんですよ。ボール球を振りすぎない、だけ。本当にそれだけなんで。ストライクゾーンの打率は高いんで、とにかくボールを振らないっていうのをテーマにやって、今日はちゃんと低めボールを見逃したし、とにかくもうそれを徹底して。だって、この辺の球を打ってますから」
「ボール球が0割台、0割3分とかなんで、それは率は上がらないですよ。だからバッティングコーチにも、日ごろの振り返り、自分のバッティングフォームがどうやったとかじゃなくて、どれだけボール球を振っているかっていう振り返りをしっかり毎日やろせろ、と言っているんで。そんなすぐには変わらないですけど、そこだと思います」
――1個1個の四球というところですか?
「いや四球というよりも、アイツの個人的なことを言うと、ボール球を振りすぎなんで、ボール球振るな、と。ストライクを振れ、と。どんだけいいバッターだってボール球を振っていたら率は上がりません」
――投手の方はどうでしたか。
「フェックスもよかったですけど、奥村も本当は今日先発予定だったけど、急遽、千賀が投げに来たんで。でも、いつ上から呼ばれても、今度11連戦もある中で、ピッチャーの頭数足りないということなんで、アピールを続けていけば、谷間のチャンスは出てくると思う。開幕からずっとファームで頑張ってくれてるんでね、何とかそこにスポットライトを当てられるような投球を続けていくと、スポットライトが当たるんじゃないかなと思うので頑張ってほしいですね」