柳町の1軍にゴーサイン、守護神・森の状態は? 鷹・小久保2軍監督の一問一答全文

ソフトバンク・柳町達【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・柳町達【写真:藤浦一都】

田上が自己最長の7回を投げて無失点「今日が1番良かった」

 ソフトバンクの2軍は16日、タマスタ筑後でウエスタン・リーグの中日戦を戦い、3-0で勝利した。先発の田上奏大投手がプロ入り最長となる7回を投げて4安打無失点と好投し3勝目。初めて100球を超える101球を投げた。打っては初回無死二、三塁で柳町達外野手が2点適時二塁打。渡邉陸捕手も適時打を放った。

 試合後、小久保裕紀2軍監督は下半身のコンディション不良で登録抹消中の柳町の1軍復帰にゴーサイン。好投した田上や、連投した森唯斗投手の状態などについて語った。小久保2軍監督の一問一答は以下の通り。

――柳町選手の状態は。
「もう明日から、ですね」

――三森選手について進捗はありましたか。
「明日は向こうに行って、向こうに判断するんじゃないですか。検査結果は聞いてないですけど」

――田上投手は自己最長の7回、100球超え。
「上に行って、落ちてきて、今日が1番良かったです。ちょっとやっぱり感じたことない緊張と疲労があって、抜けるのに1か月ちょっとかかった。それぐらい全身筋肉痛で、疲労困憊で帰ってきたんで。それがやっと抜けて、この前も紀三井寺で最後踏ん張って、今日はもう最初の入りから、開幕戦で投げて2戦目投げて1軍で投げての時の姿に戻ってましたね」

――体が元気であればこれくらいできる。
「今回1軍で2試合か3試合か投げて、あんなに疲労があった。それは緊張と慣れていないというのもあるでしょうけど。でも自分が決めたことをやれる子なんで、その目標設定を間違えなければ、できる子ですから」

――いいを経験して帰ってきた。
「まあでも、こっちで金稼ぐことはできないんで。あのぐらいはしてもらわないとね」

森は2試合続けて登板「1軍みたいに出番に備えての待機に移る」

――100球を初めて超えたのも収穫。
「そうですね、大体いつも70球ぐらいで、ちょっと落ちてきていたところだったんですけど、今日は田之上コーチが『久しぶりにいい感じで投げてるんで』と。本来なら尾形も投げさせる予定だったんですけど、それをちょっと飛ばして、田上のために投げさせてもいいですかって言うから、じゃあ行こうかと」

「あれだけチャンスを作りながら初回の3点だけで、もう向こうに次の1点取られて、ズルズル逆転ってパターンだったんですけど、谷川原のプレーがそれを阻止した。たった1球のあのプレーで今日は勝ったなと思いました。小林のミスもありましたけど、それを差し引いても、落ちてきた中で一番良かった。1軍に行った後で、ですね。あとは続けることです」

――森投手も連投。
「そこはピッチングコーチに任せている、復帰プランも含めて。金、土、日は試合がないん。来週はまた梅雨でわからないですけど、これでもう帯同しながら、1軍みたいに出番に備えての待機になる。今回は投げるってのを決めての登板だったんで、そっちに移るっていうところまでは聞いてます」

――球威が戻れば、1軍復帰も近い?
「昨日も投げたんですけど、1番良い時と比べると、真っ直ぐのスピードは戻ってないですけど、それでも抑えますからね。もうそれこそ、何回も言うけど、1軍のニーズでどこで戻すのかとか、それはもう上が判断すること。プラン的には、ゲームに備える方に入ってくる」

――谷川原選手への期待は。
「3番手の捕手というところでしょうね。今日も2イニング守りましたけど、それがあるから1軍にいる選手。その間にバッティングを磨いてほしいですけど、なかなか打席に立つ機会が少ないんで。今日みたいに4打席立ったのが久しぶりでしょうから。バッティングは去年よりはちょっと良くなってるんじゃないですかね。最初の真っ直ぐ捌いたのとかを見たとき、ちょっと良くなったかなと思います。外野守備と、走塁と、キャッチャーができるというのが今の彼の1軍での仕事場だと思うんで」

――捕手でも出場した。
「それはもう1軍から全部、指示が来ているんで。どの選手が何イニング、どこを守ってというのは全部来ているので、その通りにこっちの方は動いている」

(取材・米多祐樹 / Yuki Yoneda)