スチュワートが自己最速更新、正木は「状態いい」 鷹・小久保2軍監督の一問一答

ソフトバンク・小久保裕紀2軍監督【写真:福谷佑介】
ソフトバンク・小久保裕紀2軍監督【写真:福谷佑介】

実戦復帰の武田は7失点「投げられるだけで満足ですっていうのはいらない」

 ソフトバンクの2軍は26日、タマスタ筑後でオリックスと対戦し、4-10で敗れた。先発したカーター・スチュワート・ジュニア投手が4回を投げて2安打1失点。球団のスピードガンで自己最速を更新する159キロを記録した。2番手では新型コロナウイルスに感染し一時離脱していた武田翔太投手が実戦復帰。ただ、1回0/3を投げて7安打7失点と崩れた。

 打っては、27日の広島戦から1軍昇格が内定している明石健志内野手が2打数2安打。ドラフト2位ルーキーの正木智也外野手も安打を放ち、好調さをアピールした。正木を高く評価していた小久保裕紀2軍監督の試合後の一問一答は以下の通り。

――武田投手はちょっと結果が伴わなかった。
「結果はあまり問わないです。ただ、みんなにも話をしましたけど、どこから参加しようが、勝負は勝負。マウンドに上がった時にはバッターと勝負、バッターは打席に入ったらピッチャーと勝負。そこの勝負を抜きにするのであれば、あの場所は貸せない、立たせられないという話をした。投げられるだけで満足ですっていうのはいらないですね」

――武田投手を1軍に推薦するまでに見ていきたいところは。
「1軍への推薦までは、まだまだだと思いますけどね。まだ今日、実戦で初めて投げたんで。本人もそりゃあ、今のままじゃ何の自信もないでしょうから」

――スチュワート投手はどうでしたか。
「去年より良くなっているかな、という感じはありました。彼の場合、やっぱりストライク、ボールがはっきりしている。腕を振れば振るほど、ボールが高めに抜けるっていうのが去年のパターンだったので。その辺は今日、高村さん(投手コーチ)とベンチで話しながら、あれだけ腕を振って(球場のガンで)MAXで158キロ出ましたけど、ストライクゾーンに集まるようなってきたな、と。高めにどんどん抜ける感じの球っていうのが圧倒的に減ったなっていうのが印象ですね」

「正木は好調な打者の推薦枠に入ってきそうなところまで来ている」