柳町達は「もう心配ない」 途中交代の周東佑京にも言及…小久保監督の一問一答

徹底した独自取材、データ分析
選手の本音や核心に迫る「鷹フル」

先制タイムリーを放った柳町達【写真:小林靖】
先制タイムリーを放った柳町達【写真:小林靖】

29日から首位・日本ハムとの3連戦「分かりやすい」

 ソフトバンクは27日、オリックス戦(みずほPayPayドーム)に3-1で勝利した。先発した大関友久投手は8回1失点の好投でキャリアハイに並ぶ8勝目を挙げた。打線は2回無死一、三塁から柳町達外野手が先制の右前適時打。4回には相手の暴投が絡むなど2点を追加し、最後までリードを守った。引き分けを挟んで、今季最長の8連勝。試合後、取材に応じた小久保裕紀監督の一問一答は以下の通り。

――「鷹祭SUMMER BOOST」で2連勝と最高の結果になった。
「残り54試合から(後半戦が)スタートして、これからの1勝1敗っていうのは、前半戦とは全然違いますので。そういう点では、連勝でスタートを切れたのは良かったですね」

――球場も赤に染まった。監督にはどう見えていた?
「鮮やかな赤で、球場も本当にいっぱいのお客さんが声援してくださるので。選手たちもすごく力になっていると思います」

――柳町選手が先制タイムリー。マルチ安打を記録。
「交流戦くらいまでのいい状態というか、打ち損じの少ない柳町らしい打席が今見えてきている。もう心配ないんじゃないかなというふうに思いますね」

――大関投手は8回1失点の好投。
「出力はそこまで出ていないんですけど、あのコントロールと変化球を低めに集めるピッチング。打たせて取るスタイルが確立されているので。ホームラン1本はありましたけど。まあでも、あの回はちょっとあの走塁(廣岡選手が右中間への打球で三塁を狙って憤死した)にも助けられましたけどね。しっかり投げ切ってくれたので、うまく次のイニングに繋ぐことができましたね」

――29日からは敵地で日本ハムとの3連戦。
「直接対決が一番ゲーム差を縮めるビッグチャンス。かといって、まだ8月の終わりまで3連戦が3回ありますから。次の3試合が全てではないですけど、負けるとその分、離されるというね。分かりやすい3連戦なので。しっかり戦っていきたいなと思います」

近藤が通算300二塁打を達成「伸ばしてほしい」

――8回に大関投手が被弾。その直後に、右中間への打球を中継プレーで三塁にアウトにした。
「中継プレーもそうですし、あのイニングはセカンドにランナーが残られると嫌な感じだったので。大きかったです」

――周東選手が8回の守備に途中交代。
「腰に張りがあるということでした。ハム戦は問題ないと思います」

――井上朋也選手を3番に入れた。
「打順をいじるというよりは、ダウンズがいたところにはめるのがいいと思った。ファームではいい内容の打席を送っていたので」

――4番に近藤健介選手、5番に山川穂高選手が固まりつつある。3番は少し探しているところ?
「(柳町)達でもいいんですけどね。きょうでいうと左投手が相手だったので。そのままはめる方がいいと思いましたね」

――井上選手は「ラストチャンス」と意気込んでいた。
「ラストほどは思い込まなくてもいいですけど。その心意気は買います」

――相手先発の東松投手には球の力があった。
「2年目でしょ? 将来すごく楽しみな投手が、また出てきましたね」

――近藤選手が通算300二塁打を達成。
「連盟表彰じゃないんかな? だからボードがなかったんよね? まだまだこのまま400、500と伸ばしていってほしいです」

(竹村岳 / Gaku Takemura)