栗原陵矢が記者に「嘘つけ!」 逆質問に答えたら…柳田悠岐の辛辣な一言、選手の素顔

柳田悠岐(左)、栗原陵矢【写真:冨田成美】
柳田悠岐(左)、栗原陵矢【写真:冨田成美】

伊藤優輔が語る…上茶谷大河は「家では静かなのかも」

 開幕から2週間近くが経過。3連敗スタートと出遅れたホークスですが、上沢直之投手の初勝利など、明るい兆しも。ここでは選手たちの素顔に迫るエピソードを、6つ紹介します。柳田悠岐選手が「おっそ!」とイジった選手は? 上茶谷大河投手が栗原陵矢選手と交わした約束――。濃厚な6本をご覧ください!

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今シーズン初の顔合わせとなった4日の西武戦。本拠地・みずほPayPayドームでの試合前練習中、野村大樹内野手があいさつに訪れた。「大樹やん、はっ?」とナイスリアクションを見せたのは柳田悠岐外野手。「きょうはこっち(ホークス)やろ」と笑みを浮かべると、「数字でビビらせて」とダッシュのタイム計測を要求。無茶振りに答えた野村だったが、イマイチなタイムに柳田が「おっそ!」と辛辣な一言。試合前から”愛あるイジリ”に場の空気もほっこりとしていた。

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リハビリ組の様子を見に行くと必ず、上茶谷大河投手が目にとまる。移籍1年目とは思えないほど、チームに溶け込んでいるからだ。5日も「いけるよ、いけるよ!」と、後輩たちと厳しいメニューをこなす。手元のカメラで視線を向けると「あ、撮られてる。いい先輩演じよ」と、身の振る舞いは完璧だ。練習を見守っていると、1996年世代の1人、伊藤優輔投手が通りかかる。「上茶谷投手は、いつもこんな明るいですか?」と聞いてみた。「そうですよ。だから家では静かなのかもしれませんね」。“静かなかみちゃ”。それもそれで見てみたい気がする……。

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柳田のバットの色が違う…その理由は?

10日時点で打率.313、2本塁打6打点と好調の柳田悠岐外野手。打撃面が黒色のものとグリップが黒色の2本を使い分けている。ここまで2本の本塁打はグリップが黒色のバットで放っている。相手投手との相性や自身の調子で使い分けているのか――。話を聞くと「気分っす! 違いはわかんないっす!」。柳田らしい回答だった。

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栗原陵矢内野手が、なかなか長髪になってきた。問いかけてみると「カミチャと約束してるんです。“卒業”までは切らないって」。ともにリハビリ組を過ごす上茶谷大河投手と、同じ“願掛け”をしているようだ。待望の実戦復帰に向けて少しずつ歩む中、表情に明るさが戻ってきたようにも感じる。「1軍を見なくていいんですか?」。逆質問に「栗原選手を見にきました」と答えると「嘘つけ!」。嘘じゃありません。グラウンドで、元気な姿が早く見たい。

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TJ手術の長谷川、レベル下がった“ギプス”

長谷川威展投手と、久々に顔を合わせることができた。「左肘関節内側側副靭帯再建術」が発表されたのは、3月21日。痛々しいギプスは、まだ装着されたままだ。「でもこれ、もっとすごいのを着けていたんですよ。これでも1つ、レベル下がったくらいです」。今後も「あと10日くらいは着けたままです。でも取れたとしても、肘は曲がらないんですけどね」と現状を明かした。実戦復帰は来シーズン以降になることが決定的。「まだまだ、ここからやりますよ」と、最後は力強く話してくれた。

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2025年、チーム初安打は周東佑京内野手だった。3月28日、ロッテとの開幕戦。初回に右翼線二塁打を放つと、塁上ではベンチに向かって大きくガッツポーズ。チームを鼓舞したかのように見えたが「いや、『俺だ俺だ俺だ』『最初は俺だ』って感じです」という。船出となる“1本目”を生み出したことが嬉しかった。「鼓舞しなくてもみんなやってくれますよ」と、選手会長はナインに信頼を寄せていた。

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(鷹フル編集部)