実感した環境の変化は? 川村友斗「そこだけは気をつけています」
2桁の背番号に注がれる周囲の視線が、明らかに変わった。川村友斗外野手、緒方理貢外野手、前田純投手、石塚綜一郎捕手の4選手が、支配下選手として初めての春季キャンプを終え、ペナントレース開幕へと向かっている。
昨オフには、同じく昨シーズン中に支配下昇格を果たした中村亮太投手、三浦瑞樹投手、仲田慶介内野手の3人が戦力外通告を受け、他球団に移籍。決して未来は保証されていない。「今年は去年よりも……」。育成時代との環境や立場の変化を、彼らはどう感じているのか――。
応援してくれる人は増えましたね。「マエジュン、練習頑張って!」とか、声をかけてくださるようになりました。育成の時はほぼなかったので。それが結構増えて、励みになっていますね
チャンスはもらえていた方ですね。(要因としては)怪我してなかったっていうのは結構大きいと思います
去年は育成で、必死こいて(春季キャンプの)1か月を過ごしていました。今年は逆に、変なことをしたらそれこそ評価にも関わってくるので、去年よりも緊張しています。気が抜けている雰囲気とかを出したらダメだと思うので、そこだけは気をつけています。悪い方の意味で変わったと思われないように
去年の気持ちというか、すぐに痛いとか言っていたら信頼も何もなくなる。『止められるまではやる』というのをモットーにしてやっています
今年の方が不安です。去年は1軍に1年間いたけど、今年はわからない。不安の方が強いから練習もしないといけないし、結果も欲しいと思っています。支配下選手としての目でも見られると思うので
だから、特守も多くやっていますね。いつでも、いける準備はしていますし、そういう意味でも去年の経験はすごく大きかったです。1軍でほとんどのことを経験させてもらって、本当にがむしゃらでした。わからない状態だった中で、今年はやらないといけないことがわかっていますから。今年はもっといい準備ができると思う。選択肢が増えたというか、そういうことがすぐにできるようになったかなと
最初は(非公式戦で)4割、ホームランを10本とか打っても上がれない状態だった。『どうしたらいいんだろう』って、結果を出さないといけないとわかっていたんですけど、気持ちが落ちてしまうこともありました
1軍にいることが大切だと思います。1年間、1軍に必要とされる選手になりたいです
全ての練習日でアーリーワークに志願して参加し、誰よりもグラウンドで汗を流していました。
これまでプロ野球の世界でやってきて、普通にやってるだけじゃ何も変われないなって。去年もアーリーワークに出られる日は全部出たんですけど、その前の年(4年目)もやろうとしたんですよ。でも続けられなかった。楽な方にいっちゃう時があったので。『悔いが残らないくらい、何かをやり切ろう』と決めて。今年は去年よりもやらなくちゃいけないので。支配下に上がっても、結果を残さなくちゃ意味がないです
前田純は開幕ローテーション入りが明言されるなど、着実にステップアップしている。彼らが支配下選手として生き残るためには、結果を残し続けること。育成からはい上がった時以上に、危機感がそれぞれを突き動かしている。
(鷹フル編集部)