激突で途中交代の周東佑京…首脳陣が明かす“現況” 「願うしかない」離脱への危機感

激突して倒れた周東佑京を心配そうに見守るナイン【写真提供:産経新聞社】
激突して倒れた周東佑京を心配そうに見守るナイン【写真提供:産経新聞社】

相次ぐ主力選手の負傷…「大事に至らないことを願うしかない」

 ソフトバンクは9日、ロッテとのオープン戦(ZOZOマリン)を5-5で引き分けた。先発の東浜巨投手が4回1失点の粘投。6回から3番手でマウンドに上がった松本裕樹投手は、0回2/3を投げて5安打4失点の内容だった。打線では、正木智也外野手が2試合連続のソロ本塁打を含む2安打2打点の活躍を見せた。周東佑京内野手は2回の中堅守備で交錯し、途中交代となった。試合後に取材対応した小久保裕紀監督、奈良原浩ヘッドコーチらの主なコメントは次の通り。気になる周東の“負傷箇所”とは……?

小久保裕紀監督

――2番に近藤健介選手を起用した。
「どれが一番しっくりくるか、ですね」

――周東選手が交錯により途中交代。
「病院には一応行ってますけど。膝とかじゃない。明日以降は様子を見てになります」

――東浜投手が4回1失点の投球。
「けっこう激しい先発枠の争いの中ですけど、去年もそうですけど、春先は状態が良い。ホームランは打たれたけど、非常に球も良かった。今後も見ていきたいですね」

――正木選手が2試合連続本塁打。
「ホームランも良かったけど、その後のタイムリー。追い込まれたあとの逆方向の軽打がよかったですね。1年間レギュラーで出るためにはああいうバッティングが必要ですね」

――正木選手の成長を感じる部分でもある?
「そうですね」

――松本裕投手は4失点で降板した。
「プログラムに沿って投げさせているので、球数で代えました。出力はまだMAXじゃないです。そこもプログラム通りです」

奈良原浩ヘッドコーチ

――周東選手は大事を取って交代させた?
「病院に行ってる。まだちょっと報告が来ていないから何とも分からないけど」

――嫌な交錯だった。
「脇腹って言ってたんだけどね。詳細がまだこっちに入ってきてないんで分からないですけど」

――今宮健太選手、川瀬晃選手、牧原大成選手も出場できない状態。
「大事に至らないことを願うしかないですね。情報が入ってきていないからなんとも言いようがないけど」

――笹川吉康選手が代わりに中堅を守った。
「そういう意味では試合出場を得られる選手も中にはいるから。ある意味ではその選手たちにとってはアピールするチャンスだし。もちろん怪我で離脱っていうのはない方がいいのでね」

――周東選手の今後は病院の診断次第になる?
「そうですね。病院に行ってるから、その情報が入ってきてからですかね」

村上隆行打撃コーチ

――周東選手の状態について、今後の打順についても心配な部分になってくる?
「いえいえ、大丈夫だと思うんで、まだ状態はわからないんで。これから色々打順は試すところでもあるので。大丈夫だと思います」

(飯田航平 / Kohei Iida)