4三振に失策…リチャードに「チャンスはピンチ」 小久保監督、9回にまさかの“プラン”

小久保裕紀監督【写真:飯田航平】
小久保裕紀監督【写真:飯田航平】

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選手の本音や核心に迫る「鷹フル」

代打・柳町の二塁打で逆転勝利

 ソフトバンクは7日、ロッテとのオープン戦(ZOZOマリン)に3-2で勝利した。ロッテは開幕投手に内定している小島が先発。初回は3者連続三振に打ち取られるなど、5回まで山川穂高内野手が放った1安打のみに抑えられる苦しい展開だった。しかし、1点ビハインドの9回2死二、三塁で代打の柳町達外野手が左越え二塁打を放ち逆転。最後はルーキーの岩崎峻典投手が無安打に抑え、勝利を収めた。試合後に取材対応した小久保裕紀監督の主なコメントは次の通り。
――ロッテ開幕投手の小島投手との対戦。
「さすが開幕投手。スピードガン以上にベース上で強く感じたでしょうし、まだ試合に出始めたばかリの選手がほとんどなので、球を見られてよかったですね」

――二遊間について。
「(川瀬)晃も戻ってくるし、今宮(健太)も無理せずに間に合う可能性がある。(ジーター・)ダウンズは出塁率を含めて、つなぐ意識が強く、強引な打撃をしないので、打線の中で貴重です」

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――中村晃選手が代打で安打。
「スタメンの打席数が少ないので、まとめて2軍で出場させます。それまでは1打席勝負で」

――リチャード選手は4三振。
「チャンスはピンチです」

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――庄子雄大選手の働き。
「あぁいうのを含めて彼の持ち味。スチールもありましたしね。(川瀬)晃と今宮が控えているんで、アピールを続けないといけないですよね」

――浜口遥大投手の起用について。
「中ロングでいくことは伝えました。(木村)光、岩井(俊介)、津森(宥紀)との競争になります」

――大関友久投手は4回1失点。
「(状態が)上がってきているから心配はしていません」

――柳田悠岐選手らを明日起用しない理由は?
「寒いから」

――柳町達選手が逆転打。
「同点止まりやったら、9回はショートが井上(朋也)の予定だった。『ショート井上』を見たかったけどね(笑)」

(飯田航平 / Kohei Iida)