逸材揃いも「枠がない」 小久保監督に“嬉しい悩み”…中継ぎ陣を待つ熾烈なサバイバル
- 小久保裕紀
- 2025.03.06

徹底した独自取材、データ分析
選手の本音や核心に迫る「鷹フル」
山川、栗原の連続適時二塁打で一気に逆転…有原は貫録の投球
ソフトバンクは5日、ヤクルトとのオープン戦(みずほPayPayドーム)に3-1で勝利した。開幕投手に決まっている有原航平投手が先発し、3回3安打無失点の好投を披露。打線は1点を追う7回に山川穂高内野手、栗原陵矢内野手が続けて適時二塁打を放ち、逆転に成功した。試合後に取材対応した小久保裕紀監督の主なコメントは次の通り。
——有原投手が3回無失点。
「初球、150キロでしたからね。なんの心配もしていないです」
——今日は谷川原健太捕手とのバッテリーだったが、今後は他の捕手とも組ませる。
「そうなると思います」
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——改めて、有原投手の良さは。
「どの球で、どういう打球を打たせるのかイメージできていますよね。カットボールなら、こういう打球だとか。自分の球に対して、どういう凡打になるのかイメージできている。三振をバタバタ取るタイプではないですけど、どちらかといえば打たせて球数少なくアウトにできるタイプだと思います」
——松本裕樹投手が右肩痛から実戦復帰。
「出力を抑えながらというところやったと思うけど、プログラムがありますから。その通りにいけば、S組でしたしね。普通に開幕1軍で考えていますよ」
——今後については?
「肩なので。焦らせることはないです。本人が順調にくれば、当然開幕は1軍だと」
——岩井俊介投手も2回無失点。
「岩井、津森(宥紀投手)、(木村)光(投手)は複数イニングしか(1軍での)枠がない。いいアピールをしてくれたと思います。あとは、尾形(崇斗投手)の真っすぐもよかったし藤井(皓哉投手)の腰の状態も心配なさそうなので」
——2番から5番まで、ヤクルト戦では打線が同じ並びだった。
「きょう本人とも話をしたけど、栗原が一皮剥けて、この打順に落ち着くかどうかは栗原次第。それは本人にも話をして、試合前にプレッシャーをかけておきました。去年の春、2月にやっていた時よりも自分の形が見つかったと思いますね」
——左膝の手術明け、周東佑京内野手の方がまだ少し心配。
「スタメンに戻すと思います。リハビリとして、というところもあったんですけど、次からはスタメンに戻すと思います」
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——リバン・モイネロ投手もライブBPに登板した。
「あのくらいは投げてくれるでしょう。心配していないです」
(竹村岳 / Gaku Takemura)