――石見選手が打線に火をつけた。
「まあ、火をつけたというか。相手の先発投手はよかったですね。打線は今の感じじゃ捉えきれなかったですけど。それでもおっしゃる通り、石見は衝撃的でしたね。なかなか……ね」
――守備では悪送球もあったが。
「それでも、8回の守備でハーフライナーの打球を(石見が弾いたところを)庄子(雄大内野手)が上手くカバーしたけど。あれもちゃんと打球に体を入れて、前に落とせる体の使い方とかね。きょうはそれ(石見の話題)だけで(報道陣の)みなさんはいいんじゃないですか?」
――衝撃的なデビューだった。
「実際は高卒1年目ですけどね。どうやってこの先、2軍や3軍で使うのか。僕は全然タッチするところじゃないですけど。まあイヒネ(イツア内野手)もいますけどね。(イヒネも)うかうかしてられないというか。石見にバッティング技術的に高いものがあるのは僕だけじゃなくて、首脳陣全員が感じたので」
――結果を残し続ければ1軍の可能性も。
「そうですね。まあショートもそうですし。きょうの1軍デビューを見た時に、最近ない感じはしましたね」
――あと2試合もA組のゲームに帯同する?
「まだ詳しくは分からないです。首脳陣に選手の推薦は任せているので」
――リチャード選手も火の出るような二塁打があった。
「あのくらいはやってもらわないとね。レギュラー争いというか、1軍で戦っているわけですから」
――佐藤直樹選手のバックホームでタッチアウト。2日続けて肩でアピールした。
「そうですね。昨日のライトゴロを狙った場面もそうですし。外野の中でのアピールは、この2日間彼はかなりできていましたね」
――大関投手も今春初試合で好投した。
「彼はここがスタートなので。ローテが決まっている人たちは、ここから状態を上げていくためのプランがあるので。あとは中継ぎのピッチャーですね。6人(ロベルト・オスナ投手、ダーウィンゾン・ヘルナンデス投手、松本裕樹投手、藤井皓哉投手、杉山一樹投手、尾形崇斗投手)がほとんど内定に近い中でね、あと3枠しかないので。きょう投げた投手は全員いいアピールだったと思います。岩崎(峻典投手)は明日からA組に来るので。昇格ですね」