鷹フル企画の「スマホの写真、1枚ください」。西田哲朗広報が提供してくれたのは、牧原大成内野手がくしゃみをしそうな写真。しかも本人が「撮って」と希望をしてきたそうです。2人の間で一体、どんなやり取りが? 絶妙なタイミングを逃さない西田広報の“撮影技術”が光りました。
――これはどんな写真ですか?
「公式にもアップされていますけどね。『こういう一面(をアップしても)いいのかな』と思ったんですけど、本人が希望しました。なんか、花粉症かなにかで『くしゃみしそうな時に撮ってください』って言われたところです。この日、けっこう活躍したんですよね、ベルーナドームだったんですけど」
「どっかのタイミングで『花粉症や』みたいなのが広まった時があったんですけど、ちょっと出てこないですね、思い出せないです……」
――とにかく花粉症が流行していた時に、撮ったものなんですね。
「花粉症だったと思うんですけどね。それでくしゃみバンバンしていて、その日、マッキーがけっこう打ったのでこれ載せて良かったなって思います(笑)」
――本当にただの「くしゃみが出そうな写真」なんですね。
「『撮って』と言われて、撮っただけです(笑)」
――瞬間を撮るのは難しかったのでは?
「難しかったです! ガァってピントを合わせて、逃せないので難しかったです。頑張って撮れた方ですね」
――牧原大選手は嫌がらなかったんですね。
「牧原の方から要望してきたので」
――SNSにあげることも要望してきたんですか?
「撮ってくださいっていうことはアップしてくださいってことですよ。撮ってから『これはさすがに載せられへんな』っていうやつもあるんですけどね。ふざけすぎていてもダメですし。それは迷いますね、あくまで試合前の大事な時間なので」
――牧原大選手は、西田広報にはよく声をかけてくる印象があります。
「でも僕も試合前はめちゃくちゃ気を遣いますよ。集中している時は集中していますし、全くしゃべらない時もあります。その辺は僕らの感覚で、今のタイミングじゃない、とか。どれだけ試合前に選手がリラックスしていても、緊張感はすごくあるものなので。その中で撮れるタイミングは意識しています。しゃべりかけられたくないタイミングって人によってすごくあるので」
――その日はラフなタイミングだったんですね。
「そうですね。カメラ越しに『表情悪いな』とか『疲れているな』とか感じる時もあります。そういう時は声をかけるのか、そっとしておくのかの判断は自分の中でしていますね」