周囲の目線は「大阪桐蔭の野球部」 前田悠伍のスーツ…絶対に着崩さない“規律”

ソフトバンク・前田悠伍【写真;竹村岳】
ソフトバンク・前田悠伍【写真;竹村岳】

11月28日に初めての契約更改「全部球団のもので来ました」

 今オフも「鷹フルコレクション(フルコレ)」として、選手の私生活や素顔を紹介していきます。「スーツコレクション」に初登場したのが、前田悠伍投手です。大阪桐蔭高時代は、ブレザーを着ていた19歳。「早くスーツが似合うと言われるようになりたい」と、若き左腕は“背伸び”がしたいようでした。

——スーツを初めて買ったのは?
「いや、買っていないですね。これも球団のスーツなので。買いたいとは思っているんですけど。このオフに、1着くらいは自分のものを買えたら」

——契約更改は迷うことなく、この服装に。
「これしかないんで(笑)」

——野球選手にとってスーツは大切な服装だと思いますが、どんなイメージですか?
「高校の時は制服で、社会人といえばスーツって印象は僕もありました。ある程度、だらしなくないようにというか、ダメですからね。着こなしもそうですし。もうほとんど消えているとは思うんですけど、(自分に対して)高校の印象が強い方もいらっしゃると思うので。早くスーツが似合うと言われるような人になりたいですね」

——高校はブレザー?
「ブレザーでした」

——高校3年生の時、引退してから着崩してみたりしたんですか?
「全然ですね(笑)。きっちり着ていました。野球部でしたし、だらしなかったら言われますから」

——大阪桐蔭高の中では、やっぱり「大阪桐蔭の野球部」という目線で、周囲からも見られるんですか?
「めちゃくちゃそうやって見られますよ。もともと、学校自体も厳しいですし。野球部以外でも、シャツを出したりしていたら言われるので、自然としっかりしていましたね」

——ネクタイは、今日はなぜこれを選んだ?
「自分のやつもあるんですけど、これは球団のものです。そっちの方がいいのかなと思って、一応全部球団のもので今日は来ました」

(竹村岳 / Gaku Takemura)