ソフトバンク、4年ぶり20度目のリーグV 1分前に日本ハム敗戦で決定、小久保監督は8度宙に舞う

胴上げされるソフトバンク・小久保裕紀監督【写真:小池義弘】
胴上げされるソフトバンク・小久保裕紀監督【写真:小池義弘】

前身のダイエー、南海時代を含めて20度目のリーグ制覇

 ソフトバンクが23日、4年ぶりのパ・リーグ優勝を果たした。マジック「1」で迎えたこの日、2位の日本ハムが4-6で西武に敗れ、試合中に優勝が決まった。リーグ制覇は前身のダイエー、南海時代も含めて20度目。2005年に球団がソフトバンクとなってからは、20年間で7度目の栄冠となった。小久保裕紀監督は試合後、8度宙を舞い、笑顔を見せた。

 ソフトバンクは京セラドームでオリックスと対戦。同時刻にベルーナドームで西武-日本ハム戦は行われていたが、9回2死まで来たところで日本ハムが敗戦。その1分後にソフトバンクは27個目のアウトを奪い、時間差で歓喜を味わった。

 小久保監督はマウンド付近にできた輪の中心に呼ばれ、8度宙を舞った。その後は孫正義オーナーが5度の胴上げとなった。

 今季から小久保監督が就任したソフトバンクは開幕から順調に白星を重ね、圧倒的な強さを示してきた。5月末には主軸の柳田悠岐外野手が右太もも裏を痛めて長期離脱。7月上旬には守護神のロベルト・オスナ投手が戦列を離れ、9月に入っても松本裕樹投手や藤井皓哉投手ら中継ぎ陣が相次いで離脱した。

 直近では9月16日のオリックス戦(京セラドーム)で近藤健介外野手が走塁中に右足首を痛め、翌17日に出場選手登録を抹消。18日に球団は「右足関節捻挫」と診断されたと発表した。主力を襲った数々のアクシデントをチーム一丸で乗り越えた。

(鷹フル編集部)